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思いは雲のように
徒然なるままに

このページは、小佐野哲二がちょっと考えた事・思った事・出会った事・した事などをメモ程度に書きつづるものです。
MEMO

2007.12.30 「新たな年は、心機一転」

2007年の「猪」は、2008年「子(ねずみ)」年になります。
「獣かした者」が、後二日したら「子」と言うよりは「了一」ですつまり「完了して一から始まる」と成るのです。
総てが新しくなる。そんな気がする後二日後です。
今年一年を漢字にすると「偽」だと言う事です。
来年の今頃、良い漢字一字で表わされた年でありますように。心からお祈りします。

2007.12.27 「工房のからす」

河口湖の工房の入り口にソフトバンクのアンテナが建っています。
電信柱にチョコンと2本の角が有る感じです。
その間のパイプに最近一羽のからすが良くとまっています。
そして、私が「か〜」と下から声をかけると、私をバカにしたようにみて、そして大空に飛んでゆくのです。
でも昨日の朝は、2羽とまっていました。
おそらく彼が、彼女でも連れて来たのでしょう。
彼女の方は、私の方を見ると彼氏を置いて大空へ、それを追い掛けるように彼は飛び立ちました。
早速持っていたカメラで撮影しました。残念ながら、2羽は撮せませんでした。
今朝はまだ会えません。

2007.12.25 「ひとり聞こえない音楽をかけて仕事しています」

ひとり静かに河口湖の工房に籠っております。
外に太陽の暖かな日溜まりはなく、積もった雪は氷と成り、気温も冷たく、これから作業をするのに冷たい水を使います。
流石に部屋を暖めてからと、コンピュータに向かいパチパチとキーボードをたたいております。
仕事場に一人でいる事は、仕事を始めてしまうと、集中できてとても良いのです。
だけれど、それが始まる前や、集中が途絶えた時に、何も音がしない部屋で一人でいる事は、寂しがりやの私には少しきついです。
ですから、ラジオや、音楽をガンガンん鳴らしております。でも作業している時には、それらは作業中に出る音で消されてしまっております。
でも、ちょっと休もうと手をとめた時に、それらが聞こえると、寂しさはあまり現れません。
ほとんどの時間聞こえていないのだから、かなり無駄と思えるかも知れませんが、私にとっては、とても大切な無駄だと思います。必要です。

2007.12.24 「河口湖に雪が降る」

 

一昨日の夕方から雪が降った。
雪が降り始めの前は空気が冷え込むが、
降り始まると外の音は静かになり、
気持ち暖かくなるように感じる。

翌日は晴!気温も上がり陽射しも眩しい。
畑に積もった雪のひだが白い波のようで美しい。
見るのは楽しい。
でも河口湖はとても寒いので、日陰の道はアイスバーン
車のお出かけには御用心ください。
車のアイススケートは、ちょっと恐いですから。
暫くハンドル握るのが恐くなりますよ。

ねぎさん達が群がって寒さを凌いでいる様ですね。

工房の隣の畑です。

2007.12.21 「夜空のイルミネーションを見ませんか!」

昨日テレビを見ました。ニューヨークの911事件・オーム真理教のサリン事件・etc. 予知夢で色々な事件を予言していました。
そして、最後に2043年に地球温暖化により、地球生命は大変な打撃を受ける。ですから、これを阻止すべく皆で努力しなければ成らない。
未来は努力によって変えられる。と結んだ番組でした。
最近、あまりエネルギーを消費しない植物の事を考えていた私は、少し考えてしまいました。
石油エネルギーを使い過ぎる私達。少しふだんの生活を見直した方が良いのかも知れませんね。(石油も値上げしていますし・・・)
この季節の街の夜を飾るイルミネーシヨン。本当に必要なのでしょうか?
皆が一斉にい照明を消したら、夜空には満天のイルミネーションが点灯しますよ!忘れていませんか?

2007.12.20 「河口湖の工房では、今桜の花が満開です!」

千葉県の船橋西武百貨店の展示会に行く前に河口湖で桜の蕾みが有る枝を貰いました。船橋で展示会の始まった時には、2つ程の蕾が膨らんで花を広げ始めていたのです。
百貨店の中はとても暖かくて、シャツ1枚でも過ごせるくらいでした。そんな気温が影響して、一週間後の帰る頃には「八分咲き」
河口湖の気温は、とても涼しい(?)ので、凍らせなければ、かなりこの状態を維持するはずです。
そんな訳で、写真に撮りました。どうです。綺麗でしょう!桜の花と、毎日お話しながら暫く、河口湖で作品制作です。
もし良かったら桜を見に来て下さいね。(お出かけいただく場合には、電話もしくはメールをもらえると嬉しいです。) 

2007.12.15 「植物はどのようにして考えているのだろうか?」

森の中や、草原の中に入ると気持ちが良い。
それは、生命がいっぱい居て私達を迎え入れてくれるからでは無いのだろうか。
つまり植物達の心の中に一歩足を踏み入れ、彼等の楽しい会話の中に私達が入っていくからでは無いのでしょうか。
そんな事を思い、科学的に植物はどのようにして考えているのかを、ちょっと考えてみました。
長い文章ですので別のページにしてみました。でもこの文章はあくまでも仮説であり、それぞれの事象を箇々に検証したわけでは無いのでご了承して下さい。

詳しく見たい人はここをクリックして下さい

2007.12.11 「タンポポも考えているの?」

 展示会の搬入の朝は、近くの野山を歩き、展示会の時に花器に活ける為の木の枝や野の花を探します。
町田の此の辺りは、とても自然に溢れるところで近くの街の人たちがリックを背負って歩く姿も有るくらいです。
こんなに寒いのに「タンポポ」の黄色い花は咲いておりました。
タンポポは、花の咲くころ茎は立ち、花が終わると、茎は大地に寝てしまいます。
でもその先に綿毛が付くと、また以前の花の高さよりも、もっと高く茎を伸します。
風に吹かれて、遠く遠くに種を飛ばす為に、一生懸命に背伸びをします。
そして、風が吹くと、その綿毛の種は、天に舞い踊りながら旅に出かけるのです。
誰から教わったのでも無いのに、タンポポは、次の生命の為に一生懸命に考えて生きているのです。

2007.12.4 「作品へのコメント」

先日私の作品を購入していただいた方から、この作品を造るに際してどのようなイメージで作品を製作したかを、紙に書いて送る。と約束しました。
ご紹介いたします。

 

時間の旅(出会い)

 

時間を遙かにさかのぼり、場所は中国大陸の広い、広い大地です。
彼は、もっともっと昔の偉いお坊さんの書いた巻物を求め、
広陵としたその大地を歩き続けた。
どのくらい歩いただろうか。
黄砂の吹き荒れる彼の目の前にその教典は現れた。
木管に昔の偉いお坊さんの英知を書き綴ったその巻物は、
彼の目の前に大きくその英知を輝かせた。
これが、彼の探し求めた物だ。静かにその光は彼を照らす。

これで、彼の旅は終わるのか。
いえ、いえ、旅はまだまだ続きます。
その教典の光に、自分の旅の意味を見いだす旅が続くのです。
さあ、歩きましょう。この光の時間を。空間を。

 2007年12月        磊造 小佐野哲二

 

2007.11.28 「展示会が終わって」

昨日まで、横須賀の「さいか屋」という百貨店のリビング売り場の一角で、他の作家さんと並んで作品を飾り販売をしておりました。
展示会をすると色々な人とお会いし仲良くなれるから楽しいんです。(一日立っているので、身体は少しきついんですけれど)
今回も、一人の人が私の作品の前に立ち止まり、「わ〜、わ〜、わ〜、凄い、あ〜」と、私はどう言葉を返して良いのか解らない、
嬉しくなり「ありがとうございます」。
もっともっと、そんな気持ちで「ありがとう」を言える作品を作らなければ!

2007.11.20 「飛鳥の思いで」

何処までも続く大海原。右を見ても左を見ても海・海・海。遙か下に白波を立ててこの「飛鳥」は次の寄港地を目指して走る。
遠く近くをトビウオ達が飛び交う。穏やかな時にはとても気持ちがよい船旅です。
そんな豪華客船も香港に向かう途中、その航路の先を台風が遮ると言う。その船は、刻々と台風の目に向かい進んでいる。
その揺れは激しく、ただでも乗り物に弱い私は、ダウン!研修の時間だが、身体が動かない。何とか医療室に酔い止めの薬を貰いに行く。
先生の話では、こんな揺れは滅多にない。酔い止めの薬を貰いに来たのは、お客さんより乗務員が多いと言う。
(それは、客室が船の揺れの少ないまん中に有り、船底やその周りに乗務員室や施設が有るからなのだそうです。)
私の部屋は、海面から見て3階ほどの高さだったと思う。そんな高さの円窓のすぐ側まで波が来る。
私の頭の中は、フラフラ状態。「早く船から降りたい!」そう思いながら、自分の意識をどこか遠くに持っていく事に必死に努力している自分。
何とか台風を回り込み香港に寄港。大地が懐かしかった。そして、頼もしかった。嬉しかった。
あれから一年後、サラリーマン生活から降りた自分がいました。

2007.11.19 「今年も蟹が届きました」

私がサラリーマンだった時、当時日本最大の豪華客船「飛鳥」に一週間乗せてもらった事が有りました。
部屋は二人部屋、同室の人は同じ年の北陸の人で、とても気が合い、お陰でとっても楽しい旅が出来ました。
研修の一週間のはずが、当時の記念写真を見ると、そこに映っている自分はいつもニコニコ顔です。
彼から毎年この季節になると「蟹」が届きます。もう12年ぐらい続いていると思います。
ですから、我が家では、年末 → 蟹 → 蟹鍋 → 一杯 ついついお酒を飲む機会が増えるのであります。本当に感謝です!
いつまでも元気でいて下さいね。また、会って一杯やりたいね。

2007.11.17 「石と語る」

昔、私の友達から「ふくろう展をするから、石でふくろうを作れよ」と言われ、ふくろうを作りはじめた。
最初は、石を色々彫って「ううん、これじゃ無い」と思いながら、やっと自然な形を残して、顔だけの今のふくろうが出来上がった。
(最近は羽も有ったりして少し可愛さがアップした物も有りますが・・・)
あれから、何年も経ち、何千羽も作ったと思う。海岸に行くと、色々な表情の石の中に、ふくろうの姿が見えてしまう。(ちょっと恐いね。)
おどけたふくろう、真面目な顔をしたふくろう・・・。「彫ってあげるね」と言って、仕事場に持って帰って来ます。
仕事場では、その形に目が入った時に「お〜、出て来たな!」と心の中で言ってしまう。やはり少しおかしいのかな?

2007.11.16 「良い石って?」

最近では、石探しは私一人でたいがいは行きますが、たまに他の人と行く時があります(昔は父と二人で良く行きました)。
そんな時、何回か、「よし、良い石を探すぞ!」と言って川辺や海岸を歩き始めます。
さて、そこで言う「良い石」って言うのは、別に宝石になるような、すべすべで光り輝く石ではありません。その時、花器にするような石を中心に探しに行っている時には、花を活かしてくれそうな雰囲気を持ち、それでいて、石そのものを見ていても飽きない表情をした石と言う意味です。
「良い」と言う言葉は、おそらく「その人の目的に都合の良い・・・」という意味で使うのでしょう。
ところで、ひとは、良く「良い人・良い人間」と言いますが、(この二つの言葉はかなり違う感じがするのですが)さてどんな人なのでしょう?

2007.11.15 「石には野の花が合うね」

これまた、展示会で良く聞く言葉です。ほんとうに似合うと思います。
散歩道で見つけた、紅葉した楓の一枝・すすき・蔓梅もどき(これは、ちょっと見つけられないかも)・そして名も知ない草・木枝をちょっと挿す。
なんか落ち着きます。おそらく自然の中にそんな風景があるから、スーッと頭の中に入って来れるのかも知れません。
今、書家が書いた文字を石に彫り込んでいます、「花は野にあるように」の一文です。
石ころの傍らからそっと花が咲いている。
そんな風景を家の中に演出できたら・・・。
自然で面白い石の花器を造ろう!

2007.11.14 「石って冷たい?」

展示会で良く「石って冷たいと思っていたのに、ここの石は暖かいね」という言葉を耳にします。(有り難うございます)
でも、本当に石って冷たいのでしょうか?太陽の陽射しに当たった石っころは、とっても暖かいですよね。
陽の当たらない所や水の中にある石は冷たく、暫〜〜〜く持っていると人の肌の温度に近付いて来ます。
でも、その人たちは、何故石ころを冷たいと感じるのでしょうか?
おそらく、自分達の見ている風景に関係しているんではないのかな?
春から秋にかけて、自然界は緑におおわれ、大地の石は、余り目に入りません。
でも木の葉っぱが落ち、大地の草たちが枯れる寒い冬には、石達が、目に付くようになります。
そんな、四季の視覚的イメージが、石を冷たいと感じさせるのではないのかな?

2007.11.13 「石の命と人の命」

人は約100年の命です。それに対して現在私達の目にする石の命(?)は数千万とも数億年とも言われております。
考えてみれば、数万〜数十万倍の違いです。
同じように生きたと仮定すると、人間が3秒に一回呼吸をしたと仮定すると石はだいたい3日に1回呼吸する事になります。
ですから、その行動は、私達には止まったようにしか見えないのかも知れませんね。
石を見ていて、なんだか落ち着くのは、そんなゆっくりとした時間を感じるからなのではないのでしょうか。

2007.11.11 「磊造」って?

展示会で私のプロフィールを手にした人の大体10人中9人が、「この字なんて読むのですか?」と質問される。
「らいぞう」です。「豪放磊落の磊で、あまり物事にクヨクヨしないで、石で作品をいっぱい作って生きよう!という気持ちで付けました。」と説明します。本当にそうありたい物です。初心忘れるべからず!です。

2007.11.10 「母への回想」

今日、河口湖の天気は雨です。ちょっと冷たい雨です。
ちょうど14年前の今日、母は他界しました。
私にとって、心から泣いた初めての別れだったと思う。
暫くの間、母の魂は私の心に何回も訪れて来てくれたように思う。
それから、1年半して、私は勤めていた会社を辞め、それまでと全く違うこの世界に飛び込みました・・・・。

2007.11.9 「ガソリン値上げ・・」国の対策は・・・

ガソリンの代金の60%は税金と聞きます。最近は、数年前100円/Lしなかったガソリンが150円/Lです。
つまり、50%アップです。ここにかかる税金は、60円/L→90円/L。30円/Lも収入が増えています。
国民が、みんな苦しんでいるのに、国は・・・。これで良いのかな〜?

2007.11.8 「忙しい」

昔昔、漢字を考えた人がいました。すごい哲学者だったと思います。
私達がよく使っている「忙しい」と言う漢字。「忘れる」そして、「亡ぶ」これらの漢字を並べてみると、「忙」→「忘」→「亡」一連の関連性がある。
つまり、「忙しい」は、滅びの始まり。と言うことかな?ここではまだ心に動きがあるが、そのうち心が寝てしまい、そして心を失う。
「忙しいよ〜」と言うことは、その人に対して、「あなたの事より、心を遣う物があるんだよ。そちらに時間を使っているんだよ。」と宣言している事かもしれませんね。
くわばら、くわばら・・・。

2007.11.7 「仕事」って・・・。

「仕事」って、お金儲けをする事ではありません。
自分が、自分若しくは、他の人に「私はこれこれをするよ。」と宣言・約束して、それを実行する事です。
「仕事」をした結果「お金が入り、生活が安定する」それが基本だと思います。
ともすると、「見栄の生活の安定」のために「お金を求め」「仕事」をしている自分だったりして、それだと人生寂しいね。

 
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