9月の日記 

二人の気まぐれ日記(近況報告)

 美紀  2004.9.30  「・・・だまされたし・・」

 「燃焼系アミノ式」を飲んだあと、米のとぎ汁を入れておくと、一瞬、みんな「燃焼系アミノ式」だと思ってしまう・・・ようだ。

 美紀  2004.9.29  哲二の近況

 珍しく主人はのんびりゴロゴロしている。ぐずついた天気も手伝ってか「どっかに行きたいなぁ」と言いながら言うだけで水戸黄門の再放送の時間になってもゴロゴロしている。・・・お昼のヘルシーサラダの成果か夕方になって元気が出てきた様子。上の子のシャーペンの芯を買いに親子で「町田」に出かけて行った。。

 美紀  2004.9.28  秋の収獲を祝って地の神様を祀る日

 小野路の満月?いいえ、台湾から送られてきた「満月」です。中秋の夜、台湾では満月を見ながらバーベキューをするそうです。バーベキューをしながら、月餅やザボンなどを食べるそうです。室内でカラオケしてる人もいます。 親戚の人たちもたくさん集ってきます。。。。お嫁さんの陳さんは「大変忙しい!」です。

 定番の月餅には、卵黄(塩漬けしたアヒルの卵の黄身)が入っているそうです。最近ではアイス月餅などが若者を中心に好まれているとか。ザボン(文旦)は果物で、中秋節の前後が生産期ということで今が旬だそうです。

 一年の中で最も丸に近く最も美しいと言われているこの時期の満月は、円満・完全などを意味し、儒教の教えによって親を大切にする中国では円形に食卓を囲む事=「家族団欒」にもつながって古くから崇拝されてきたそうです。今日は我が家でも久々の「家族団欒」。曇っていて月が見えないのはホントに残念。。

 美紀  2004.9.27

 最近5cm位のスズメバチを4回程目撃している。1回は仕事場に入って行きそうだったのを我が家の駄犬(今回は名犬と呼ぼうか・・)が追い払った。2回は南側の窓に当たって何処かへ行った。

 もう一回はご近所のTさんと、お向かいの生け垣に入っていくのを見た。そしたらTさん「あの辺に巣があるのかねぇ?見てみようか?」と私を誘って近づこうとするのだ。思わず手を引いて止めさせた。「危ないって!まだ一匹だけだから偵察しているだけだよぉ〜、巣があったらこの距離だったらもっと飛んでくるよぉ〜、それこそ怖いよぉ〜。」「そうだねぇ。。」・・・解ってくれたかなぁ・・・怖いこと。。

 美紀  2004.9.26  一人くらい「紳士」がいても・・

 ぜ〜ったい70才は越えているのだ。連れの方と立ってお話をしているご婦人は!お肌が艶やかで、でもぜ〜ったい70才は越えているのだ。髪の毛だって真っ白だし・・・でも艶は有る。比べて、座っている男の人たちは、ん〜50になってるかな?どうだろう。み〜んな下向いて寝ている。疲れているのだろうなぁ。あっ彼「ご婦人」を見たぞ!虚ろな眼、無表情、また寝ちゃった!・・・通勤電車に乗る男の人はみんな疲れてる?

 「ご婦人」の終始にこにこしながら立ってお話をする姿に無理は感じられない・・・けれども。でも、なんだか日本人、大丈夫かな?と不安になった夜の電車の中でした。(9/14新宿へ行った帰りの電車の中で感じたこと。)

 美紀  2004.9.25  お尻の思い出

 私が小学校2年かな?3年かな?9才年上の次兄がとにかく年頃だった頃、あれはきっと肛門が異常に痒かったのに違いない、母が「虫がいるかもしれない」と彼の肛門をこじ開けて観察したことがある。なぜって私も覗いていたので覚えているのだ。

 と、電灯に向けてお尻を丸出しの彼が必然顔を下に向けたままこっち(私の顔)を向いて顔を真っ赤にして「あっちに行けよ!」「来るなよ!」と怒る。「なんで?(私が怒られなくちゃいけないの?)観たいのに・・・」「いいから、あっち行け!」

 ・・・全く怒られる「意味」が解らない私。結局「虫」は誰も見る事が出来なかったから、次兄にとっては只々見られ損だったかもしれない。

 ・・・今だったら解るよ。お兄ちゃん「年頃」だったんだよね。・・でもなんだかきれいなお尻だったよ、おもちみたいに。うふふ。。

 美紀  2004.9.24  お勧め

 ホームページに日記を書き始めた頃、時間が掛かってしまってその分本を読む時間がなかなかとれなくなっていたのが、最近はpcにも慣れてきて頭を使わなくなったのと、「老眼になると疲れて本も読めなくなるよ」と脅す?人もいて、「面白い」本限定を基準にまた読み始めている。で、「根をもつこと、翼をもつこと」田口ランディ、晶文社。この本は面白い。彼女もストレートだし登場人物とのやりとりもストレート。時に「はっとする」内容もあったりする。・・・秋の夜長にいかがでしょうか?一晩で読めます。

 美紀  2004.9.23  

 母は、穏やかな人でした。怒られた記憶がほとんどないのです。躾られた記憶もありません。ああしなさい、こうしなさい、と言われた記憶もありません。でも、一度だけしかられた記憶があります。小学校高学年の頃、9才上の兄がふけ症になった頃、私もふけ症になり「お兄ちゃんのふけがうつった。」とつぶやいたのです。すかさず母が「人のせいにするもんじゃない。」とこれもまた静かにたしなめたのです。感情的になることのない人でした。

 まだまだ生きていてほしかったなと思う人です。

 美紀  2004.9.22  久しぶりに 

 夢を見た・・・小さかった頃の下の子が「おばぁちゃんがあそこにいる・・」と私を連れていくのだ。勿論私の母は30年前に亡くなっている。明るい入り口に入ってみると、母がにこにこしている。思わず夢と知りながら抱きしめる。すっと手がすり抜けるかな?と思いもしたけど、あったかい感触があった。

 ・・・夢だ、消えないうちに顔を見ておこう・・・と身体を離して顔をしげしげと見る。消えないぞ・・・けれど夢が覚めつつあるのをどこかで感じ始めている。もうちょっとだけ・・・。

 「おさのさ〜ん」・・・そうだった。私は昼寝をしていたのだった。

 明日は彼岸の中日。お線香の催促だったのかもしれない。また、本人に教えてもらってしまった・・・。まったく世話の焼ける子孫であります。

 美紀  2004.9.19  哲二の近況

 ほろ酔い加減で昨夜遅くの電車に乗った主人。シルバーシートでメールを打っている人に(本人の言い分によれば)丁寧に説明して注意したらしい。「すいません」とそのおじさんが切ると、周囲の人々も次々に携帯を切ったそうな(酔っぱらいに注意されたくないし〜なんて?)。携帯で話しながら乗ってきた人にも同じく注意したらしい。彼女は「ありがとうございます」と言って切ってくれたそうである。

 今どき注意して逆切れされて被害を被る事件も多いのに、相手がいい人達だったのか、無事に帰って来れた。・・・運が良い?

 注意の仕方にもマナーが無いとトラブルの原因になる。やっぱり相手を尊敬する気持ちは大切なこと。今回もその気持ちが届いたのだろう。まだまだ世の中捨てたものじゃぁない。

 というよりも、酔っぱらいの話をきちんと聞いてくれた人が実はなかなかの人物だったのかもしれませんね。

 美紀  2004.9.18  見ちゃった。

 下の子の文化祭に行ってみた。かなりシャイな子で何をやっているのかホットドックを作っているということは教えてくれたのだが、何かのお手伝いもしていると言うだけであとは1階か4階にいるというヒントと、昨夜主人との「演劇の手伝いで・・・」「宇宙人の役か?」「そんなんじゃぁないよ・・・」という会話を頼りに行ってみた。 

 ホットドックやさんにはいなかったので聞いてみると4階だという。4階では演劇が始まっていた。舞台にいるのは女の子だけ?と、なんだか幕と幕の間に背広を着て大道具を出したり引っ込めたりしているのは?・・・そうか裏方さんだったんだ。・・・でも裏方役でも自分の息子が舞台に出るというだけでなんだか面白くなってくるのだから不思議だ。

 と、思っていたら「そうよ・・・彼はアンドロイドなのよ!」と後半舞台に踊り?出てきたのは背広を着た息子。おおぅ台詞が長い・・・いや、台詞が止まったぞ、大丈夫か?・・・あ〜考えてる?ど、どうなる?・・・おお!思い出せたか、良かった良かった・・・。その後は、長い台詞なのに結構しっかり「アンドロイド」になりきって話している様子は、親ばかかもしれないけど「さま」になっていたな。

 最近夜遅くまで帰らないのでちょっと心配だったのだけれどきっとみんなで練習をしていたのだろう。・・・ん?誰だろう?今、息子に後ろから抱きついた子は?

 美紀  2004.9.16  虫

 今日は秋だな・・・という一日でした。夏掛けが肌寒く思いました。秋日差す・・・午後の日差しは特にぴりりと感じます。暗くなりかけると松虫、鈴虫、などの秋の虫が美しく鳴きだします。

 でも秋の夜長、時間帯によっては多すぎる程の音量に風情を感じる気持ちも何処へやら。夏の蝉の鳴き声もそうですが、ほどほどがいいと思います。秋は丁度今頃(pm10時頃)の虫の音は美しい。。

 虫と言えば、腹の虫が納まらない、虫の居所が悪い、虫が好かない、蓼食う虫も好きずき、腹の虫が鳴く、泣き虫、疳の虫、虫けら、虫の息、虫が騒ぐ、虫の知らせ、などあまりいい意味に使われることがないのはどうしてなのでしょう。虫食い、虫歯もあまり歓迎されるものでもありませんし。本の虫、点取り虫、勉強の虫、これは半分くらい息子の口に押し込みたい気もするけど・・・。ちょっと良い意味では一寸の虫にも五分の魂というのもありますが。

 都合の悪いことを虫のせいにしてしまうという自分本意の良心が人間にはあるということなのかな。「私」が不本意な態度をとるのは「虫」のせいよ、「虫」がいなかったら「良い人間」なのよ、なんて。「虫」は人の心の救い?逃げ場でもあり反省の場でもあり。すると、自分を「虫けら」だと思える人もまた、救いの余地があるということなのかな。・・・ここまで書くと気になるのは「虫」の正体。どこで生まれてどんな風に育つのか・・・。この社会にはどんな虫が生息するのか、生息し易いのか・・・。でも見えない「虫」が存在するとしたら、それに気が付くこともなく・・・それはもしかして恐ろしいことなのかもしれません。

 美紀  2004.9.15  台風

 「え〜〜〜駐車場の屋根が吹っ飛んだぁ?外壁が剥がれたぁ?鉄塔が倒れたぁ?」 転勤先の北海道から7匹に増えた猫と一緒に5日前に戻ってきたご近所さんから北海道に上陸した台風のお話を聞きました。北海道に上陸するのは珍しい事らしく、冒頭の話はご近所の各家々の被害状況なのです。

 雪には強い作りでも風に対する作りとしては結構弱いのかもしれないというような事を話していました。私も二度程行ったことがあるところなので十分想像は出来ます。とにかく平野に住宅があるので風がうなりをあげて吹き荒れたのに違いありません。近くの防風林のポプラの木も折れて犠牲者が出てしまった話は想像外でしたが・・・。

 その防風林も自転車で通ったことがあります。ポプラ並木の日陰がとても心地良かった記憶があります。。これからも大きな台風はやってくるのかなぁ。・・・我が家のご近所を思うと土砂崩れも心配だし・・・無事にこの時期過ぎてほしいなぁ・・・と切に思うのであります。

 美紀  2004.9.14  先生

 私達夫婦の仲人さんは主人の小学校の時の恩師だった人で、美術の先生を辞めて油絵の世界に飛び込みました。・・・30年以上も前のことです。当時から生徒の人望厚く、今もって先生の為なら・・・という主人の同窓生が多いのにも驚かされます。

 辞めて油絵を教えているところに主人が入り浸って、御夫妻にはお世話になりっぱなしの主人。私達の結婚の時も主人の父親の反対に遭遇したとき「うちの子になれば結婚できるぞ」と提案してくれたり私を持ち上げてくれたりと、なんとか義父との仲をとりもってくれた経緯もあります。先生あっての現在かもしれませんね。

 その先生が今、佐世保から上京されて同窓会、親しい人達との会食の場にと出席されています。主人は勿論、私も昨夜は出席の恩恵を得ることができました。油絵を習っていた人たちの集まりで、皆が愛弟子といってもいい程の和やかな雰囲気にお店の人も好印象を受けたようです。始終にこにこと写真も撮ってくれたりと色々気も遣ってくれていました。食事も旬づくし(初松茸!)。場所はワシントンホテルです。

 人を「育てる」事ができる「先生」なのだと思います。自分の感性を信頼し、常にそれを高めようという意志が暖かく伝わってきます。側にいるとそんな生き方がもしかしたら自分もできるかもしれないという気持ちになってきます。主人はもしかしたらそんな先生に育てられているのかもしれません。。先生、奥様、これからも変わることなくお元気でお過ごしくだされますよう。。私達の願いです。

 美紀  2004.9.12  多摩教会にて

 久しぶりに多摩教会へ二人で行く。新しい神父さんのお話は解りやすくなかなか良いお話でした。・・・ある時の食事に罪を犯した人を招いた。すると反対する人がいた。それでイエスは「100匹の羊のうち1匹がどこかへ行ってしまったら見つかるまで捜すことだろう。10枚のお金のうち1枚無くしてしまっても見つかるまで捜すことだろう。」と言いました。。

 神父さんの話は続きます。・・・失ったものを見つけて、戻ってきた事は大きな喜びなのです。その喜びが、みんなで分かち合いたいという気持ちになったのです。イエスはその反対する人に「あなたは果たして反対することができるのだろうか?」と、問うたのです。と、私の頭を通過するとこんな内容になるのですが・・・イエス様、これでよろしいでしょうか?

 美紀  2004.9.11  今どきの鬘

 栗を沢山もらったのでお向かいのTさんに茹でて持っていった。・・・ん〜はて?Tさん・・・若い・・・75?だったような・・・でも60でも・・・お化粧のせい?あっ髪型!「パーマ掛けたんですかぁ?若くなりましたねぇ。素敵!」「・・・」なんだか考えている?「・・・これね、かつらなのよぉ!」「え〜〜!(ちょっとオーバーに)」

 おもむろにパチンパチンと外し帽子のようなかつらを見せてくれた。メッシュに丁寧に何本かの「髪の毛」が均等にしっかりくくりつけられていて、全体の感じがナチュラルで、色も素敵で、軽くて、風通しも良くて、手入れが簡単で、3週間に一度の美容院にも行かなくても良くて、髪を染める手間もいらなくて、帽子のようで、雨が降っても冷たくなく、冬は暖かそうで・・・行きつけの近くの美容院で薦められたそうですが良いことずくめのようです。美容院さんはお客さん来なくなってもいいのかなぁ。・・・ちょっと心配になりました。

 美紀  2004.9.10  かぼちゃの花の記憶

 広〜い農地に一本の国道・・・バス停があって・・・近くにラッパのような黄色い花が沢山咲いていて・・・ちょっと気になって・・・午後の日差しがまぶしくて・・・でも暑くはなくて・・・母がいて・・・。・・・遠い昔の音のない記憶。

 美紀  2004.9.9  かぼちゃ

 何年か前、初めて塩味だけのかぼちゃをお茶請けに出されて以来、我が家でも塩味のかぼちゃを作ることが多くなった。結構おいしい。今も猫作家K夫妻の庭で採れたというかぼちゃを塩味にして炊いていた。くりかぼちゃというのかなとても美味しい。でも焦げたところはやっぱり・・・不味かった。なべも焦げちゃったし。。

 美紀  2004.9.8  台湾便り

台湾の淡水の夕日と漁人埠頭だそうです。

 美紀  2004.9.7  21日まで展示

  明日から横浜タカシマヤ 7階 特設会場(クリエーターズショップ)に2週間展示されるので今日は夕方から搬入に行ってきました。久し振りの横浜タカシマヤ7階のフロアーはなんだか以前よりも落ち着いた雰囲気になっていていい感じ。作家さん達の発表の場が増えたようでもあり面白いフロアーになっています。

 秋の一日、ちょっと高島屋へ・・・いいかもしれませんねぇ。。

 美紀  2004.9.6  原因と結果

 25年ほど前、偶然に常磐線特急に乗り合わせた高校時代の同級生が、付き合っていた人と別れて間もないというようなことをつぶやいた。「私が原因で、彼は結果なの」「ふ〜ん」・・・「原因」と「結果」という言葉のさりげない使い方に妙に感心してしまった私。以来「原因」と「結果」という言葉をいつかかっこよく使ってやろうと思い続けて25年あまり。今もって使えたのかどうかはよく解らない。

 けれど、どうしてかな?と以前よりは考えるようになったと思う。いや、世の中の出来事がそういうふうにさせてきたのかもしれないなぁ。

 ほんとに解らない事が多すぎて・・・結果があまりにも悲惨となると・・・原因は・・・もう人間であることが原因のような救われない気持ちになってしまう。

 せめて自分だけでもそんな原因にならないような存在であってほしいと願うことは驕りなのだろうか。「これが原因で、結果がこれよ」なんてわかりやすい世界は・・・夢なのかな?

 美紀  2004.9.5  久しぶりの日記

 ・・・横線が気になると思っていたらプッツン・・・私のことではない。pcディスプレイの寿命。今日やっと交換できて日記復活。・・・明日から・・・がんばります。。