5月の日記

二人の気まぐれ日記(近況報告)

 美紀  2004.5.31  そんなアニキであってほしい・・・

 今回の結婚式では、今年のお正月以来御無沙汰だった7歳上の兄とも会う事が出来ました。今、玉葱を作っているという自称「自然人」であります。「鉄下駄、履くと結構足も軽くなって調子いいぞ」なんてみんなに吹聴していました。昔からガンバリ屋さんでマイペースの彼。世の荒波もどうにか超えられたようで、今はちょっと一息という感じかな。でも、また何か面白そうな事を見つけて頑張っている、活き活きとした彼に会いたいと思っている私。欲張りな妹ではあります。

 美紀  2004.5.30  「母の弁当不味かったし・・・」

 昨日、次男に交通費+αを預けてエスコートをしてもらうことに。生まれて初めて床屋にいった頭、アイロンがけしたワイシャツ・・「お兄ちゃんが着て行っちゃった!」ので結局ノーアイロン、それと父親の革靴を借り、極めた次男。

 丁度、御近所のK夫妻(リンク、クリ工房)が谷中猫町で展示会。見たかった事もあり車に便乗。でも、極めたはずの次男、酔ってしまってへろへろに。へろへろになりながら、でもしっかり作品を鑑賞。お金を溜めて作ってもらおうと思いは膨らむ。で、その後、へろへろながらも荷物を持ち、先に歩く様はやっぱり男の子である。無事式場まで辿り着く。よかった、よかった。

 私「お兄ちゃん、美味しかったよ〜〜」・・・長男「ぶっとばす」。体育祭があって行けなかった長男。ホントに残念でござりましたなぁ。

 美紀  2004.5.29  あれから20年経ちました。

 今日は甥っ子の結婚式。主人の代理の次男と共に出席。ごくごく内輪の式といわれていたのですが、池袋のメトロポリタンは大きい!田舎者はちょっと、たじろぐ。。会社関係、友達も多く、美味しい料理も手伝って、なかなか心暖まる式でありました。同級生でもあるお嫁さんは、なかなかの別嬪さん。あまねく同級生を横目に甥の快挙というべきか。幸せになってもらわないと袋だたきにあうぞっと。

 仕事で忙しい中、彼女と企画したというから・・・。あれれ?私達も確か「仕事も忙しい中・・・」同じだ!ん、違う?・・・そうでした。主人が、み〜〜んな企画したんだったぁ?

 美紀  2004.5.27  歩く人

 お向かいさんTさんと立ち話。「この子」と言われる時があるくらい年は離れている。が、健康の為とほぼ毎日のように歩く人でもある。遠出をしても疲れを感じさせない人である。次の日も場所の遠近問わず出掛ける。一緒に電車に乗っていても、立っていたほうが楽と言って座る事をしない。周りの若い人達がえらく恐縮して落ち着きの無さそうな様が滑稽に思える程である。記憶も然り。27年後、私は今の彼女の年になる。今日の日記と同じ日記が書けそうな勢いが有る人である。勿論、私が生きていればの話・・・になる。

 美紀  2004.5.26  怖い話

 昨日、ネットの某*新聞社の記事に某#テレビの朝の番組の視聴者アンケートの事が書かれていた。イラクの人質をどう思うか?というアンケートのデーターのうち「無回答」のデーターが「自己責任を問うべきだ」の中に入ってしまっていたという。3000人の対象者の内、6割が結果的にそうなってしまったとか。プログラムの設定ミスとかなんとかの弁明をしてたようだけれど。この情報、私が偶然にネットを開いたから得たようなもので、テレビでも、新聞でも、目にしていない。なんだか世の中おかしいなと思っていたから、あまりテレビも見ていなかったせいもあるのだけれど、みなさん、知ってました?

 美紀  2004.5.25  見つかるかな?

 笛を吹く旅人さんが「MIKIさんは、絵を描かないの?」と問う。「僕はね、夢に出てくるんだ。あっこれも描こう、あっこれも、って、今回はなんだかそういうふうにして絵が沢山描けたんだ」・・・夢の御告げを期待した事はあるけれど・・・見ても忘れてしまってるかもしれない私。

 絵もいいなぁ、なんて思い始めていたので庭をスケッチしてみたりドクダミを描いてみたり・・・自分らしい絵を探してみようかななんて思うこの頃です。

 美紀  2004.5.24  今時の学校

 先の展示会に主人の友達(小学校の教師)が来たので、近況を訪ねてみた。制約が多くなって思うような事が出来なくなってきたとの事。担任の音頭で事が起きた場合、それは担任の責任問題になってしまうような事を話していました。

 錆びた手すりが壊れて怪我をした場合でも、区、学校よりも担任の責任が問われるそうなのです。どんな言葉で傷付いてしまったとか、それが原因でなにか起きたとかになると保証問題にもなるので、彼は自己防衛の為「保証保険」に入ったそうです。なんだか大変な事を聞いてしまったような思いがあります。

 美紀  2004.5.23  暴利?を企む妹

 久しぶりの100円ショップ。売り場も広くなっていて目新しく、あれもこれもと、かの台湾人よろしくカゴに入れる・・・。「ちょっと待て、これは、やっぱりいらないな」と何点か戻す。賢い御買い物出来たかな?偉いぞ美紀ちゃん。

 おっ、と思った東京100KM圏ポケット電車交通図、広げてもB3、使い易そうなので2つゲット。誰かにあげてもいいかな?。実家のお兄ちゃんだったら「なんだ?それ」で終わるだろう。いや、すぐ上のお兄ちゃんだったら300円で売れる・・・かも(鴨)。

 美紀  2004.5.22  なんだか、色々な人と・・・

 あ〜、今日は二日酔い。まだアルコールが残っているようでちょっと動いてもふらつくのだから変な感じ。焼酎をロックで何倍飲んだか、勧められるまま飲んでしまった・・・呑み口良すぎたね。家に帰ってぶっ倒れたのは、生まれて初めてか・・・。トイレに駆け込んだ私の背中を摩ってくれる息子が可愛いね〜ウッ・・っと。

 昨日は東小金井にあるセレス(リンク)のギャラリーのこけら落としにオマタ・タツロウさんの絵が展示され、彼の演奏もあるというので二人で出掛けたのであります。彼は何でも吹いてしまう人で、すごい。加えて絵も描いてしまうからやっぱり、すごい。

 で、夜、彼とセレスのオーナー米山さんと間を取り持った主人と私の4人で近くの居酒屋で呑み語り合ったのです。二人の話が面白くて感心するやら驚くやら、私は一体どういう人達とお話をしているのだろうと不思議にも思えた一時でした。

 世の中には、新しい物好きで、いつでも元気があり、好奇心が強くて冒険したがる人がいる。タフネス遺伝子と言うものを持っている人達である(今日の夕刊記事)。

 そうかぁ。昨日セレスで遭った「だるま森+えりこ」夫妻がまさしくこれだ!いや、飛び越えてしまっているかもしれないぞ。大人か子供か?そう考える事事態滑稽に思える。側に居ると忘れかけた幼少の記憶が蘇って来るようだ。ほんとに、人生が楽しくって楽しくって、そんなオーラがびんびん出ていた。買ったばかりだと言う熊の形のメモ用紙を嬉しそうに出してきて、それに名前と絵を楽しそうに描いてくれました。ほんわか暖かい名刺でした。

 世の中まだまだ面白い事がありそうです。

 美紀  2004.5.18  お陰さまで・・・

 新宿高島屋の展示会も無事に終わりました。今日は最終日。毎回、蓋を開けてみないと予想も付かない私達の展示会。蓋を開けても最後まで解らないという、どうにも心もとない世界です。日頃あまり意識しない神頼みと気力が唯一の拠り所となります。八百万の神々・・・自分達と出会う人々も含まれるのかな?・・・なんて。 皆々様いろいろとありがとうございました。 

 美紀  2004.5.17  こんな性格・・・です。

 電車に乗って座っていると、私と同じく隣に座る人が眠ってしまう事が多い。私は熟睡?する事はないのだけれど、隣人(特に男性)が、もし熟睡してしまった時は、我慢できない時は席を立ち、そうでない時は、持っている日傘の柄を丁度頭が船を漕いで当たりそうな所に位置しておく。「こっちに来たらゴツンとやるよ覚悟しな」と思いながら。

 ・・・今日もお隣さん熟睡して寄り掛かってくる。でも息子と同じ年代、かわいいもんね。許してあげる。。。

 美紀  2004.5.16  台湾パワーに謝々!

 昨日、K夫妻との話に「気」の話がでたので、今朝、おばあちゃんに祈り、会場の可愛い作品達に気合いを入れ、「今日も一日頑張るぞ!」とやってみたら、気の力?は、やはりあなどれないものでした。

 台北で温泉ホテルを経営している台湾でとても有名な女性御一行が、主人の作品をとても気に入ってくれて、あれも、これも、と購入。台湾に来て作る事はできないだろうか、という話も出たりして、対応にちょっと戸惑う主人。台湾に設備があれば可能かもしれませんが。・・・そんな彼等の活力に私達は終始押され気味。4人の笑顔が眩しかった・・・。・・・日本の皆さんお元気ですか?

 美紀  2004.5.15  生きているから・・

 K夫妻が会場に来てくれたので帰りは車に便乗、途中混んでいたので四方山話に花が咲く。展示会の事、仕事の事、知人の事、子供の事、世の中の事、そして人生。それぞれの漠然とした思いが言葉になってストン、ストンと胸に落ちてくる。あぁそうだよなぁ・・・。どうなっていくのかなぁ。見えないだけに、それぞれの運を信じて生きて行くのだろうけれど・・・。市井の人々の生き様はだから、貴いものなのかもしれません。

 美紀  2004.5.14  ほのぼのと・・・

 今日は主人一人会場へ。私は、布団を干して雑用を片付け倒れ込む?と御近所の猫作家Kさんの奥さんからの電話。「展示会中なのに布団干してあるし、天気崩れそうだし、どうしたのかなと思って、寝てた?更年期?」

 「・・・(そんなぁ直に言われると、でもやっぱりそんな年代なのかなぁ)病気というわけでもないから大丈夫、大丈夫、ちょっと休めば楽になるから」心配されるってなんだかほのぼのとしてきていい感じ。他にも色々な事を心配してくれるK夫妻。ありがとうございま〜す。

 美紀  2004.5.13  時が経つのは・・・

 思いがけない家族が会場に。一粒種の「タイセー」君、生まれたばっかりと思っていたらこんなに大きくなって、しかも見るからに凛々しい顔付き、逞しく育っていますね。パパもお髭はやして変シーン!雰囲気が変わった?ママもなんだか活き活きしてますね。あっ写真日記に載せてもらえるの?ありがとうございま〜す。リンク見てね。

 ・・・あっタイセー君達の写真撮るの忘れてしまった。でも「タイセー君」の後姿見たい人、リンクの日記4/6に載ってます。覗いて見て下さ〜い。かわいいよ!

 美紀  2004.5.12  堅実な長男

 むふふふふ・・・そうです、皆さん、3/27の日記を覚えているでしょうか?今回は、そうです長男の誕生日です。朝の通勤電車の中で思い出しました。そういえば慌ただしい朝の時間帯の中、長男が気のせいか私達にまとわりついていなくも無かったような。

 「一昨日は忘れてなかったんだけどな」と主人。「ず〜と頭にあったのになんで今朝は忘れちゃったんだろうね」と私。年のせいにしちゃおうっと。

 ・・・こんな調子で展示会初日は始まりました。プレゼントを思案しながらの私でしたが、展示会場には年に一度楽しみにしていてくれる人々も訪れて来ます。ちょっとした変化に気付いてくれる人、じ〜っと見入ってくれる人、思いを語ってくれる人などなど、作り続けてて良かった、また頑張ってみよう、と、そんな元気を持って来てくれる人々です。彼等は今の私達にとって大切な存在になっています。

 プレゼントは森山直太郎のCD。「ありがとう、・・・これって、おかあさんがほしかった?」「むふふふふ」「おかあさんの誕生日のプレゼントこれにしてあげよっか?」

 哲二  2004.5.11 いつもの搬入日の行動(?)

 今日は、暑い日でした。袖無しのTシャツで、昼の3時頃まで町田の家で、コンピューターと格闘したり、近所の山々をポリ袋と剪定鋏を持って散歩。いつもの展示会搬入日のパターンです。

 私の家の周りには、本当に自然が多く有り、野の花、木々の雑草がうっそうとしております。私の作っている石の花器にはもってこいの物達です。

 散歩の途中、近所の人と立ち話。「最近たぬきをよく見るンですが、増えているのかな?」と言ったら、「はくびしんが、増えているみたいだよ」との事。昨晩山梨から戻って来た時に見たあの動物は、狸だったと思うのですが、もしかして、はくびしんなのかもしれない。でも身近に自然動物(?)が、いるという事は、本当に心から喜んでいいのかなとも思う。奥深い自然が無くなってしまっているからなのかもしれないし・・・。

 美紀  2004.5.10  苦労・・・解ってたか

 昨日、台湾からの留学生Eちゃんから「母の日メール」が。私は「日本の母」になってしまった。「日本のおねえさん」でもいいのだけど、彼女の母親が私より1つ下だからどう頑張っても「日本のおねえさん」にはなれないのかも。彼女の話を聞いていると自立心旺盛なので私なんかよりずっと大人に思えるし、私が「おねえさん」と呼んでもいいほど頼りになりそうなEちゃん。成長がホント楽しみです。

 「今日ハハのヒだよ、ハハのヒ!」 弟「おめでとう・・・」 兄「・・・・・・・ごくろうさまです」

 美紀  2004.5.9  あかるい

 何日か前、テレビ欄を見ていたら「あかるいニュース」という文字が目に飛び込んで来た。暗いニュース、煩雑な情報とお喋り、と諸々疲れるばかり。「CMの後」も多すぎるし・・・テレビ欄の長いタイトルも気に入らない。もう、テレビは「冬のソナタ」だけでいい・・・なんてね。

 でも「あかるいニュース」は忘れていた元気が蘇ってくるようなタイトルだ。分かり易い。タイトル負けしないような「あかるい話題」・・・沢山あってほしいと思います。

 美紀  2004.5.8  同じ?かな

 M財閥を興した岩崎弥太郎は竜馬と薄い縁があったようで、「竜馬がゆく」第1巻でふたりは会っている。牢に入っている弥太郎に竜馬が会いにいったのだ。

 弥太郎が言う。「世の中は一にも金、二にも金じゃ。うちの親父もわしもわずかな賄賂がなかったために庄屋の鼻薬におどらされた郡代役所に捕らえられたのじゃ。世の中は金で動いている。詩文や剣では動いちょらん。わしは将来日本中の金銀をかきあつめて見するぞ」

 ・・・弥太郎が現在の日本を覗き見たらどんなことを思うだろうか。

 美紀  2004.5.7  晴れ。

 久しぶりに天気が良くなったせいか、それとも同時進行の何点かの作品が次々と出来上がっていくせいか、昨日までの変に落ち着かない気分が一掃されてしまったようです。やっぱり出来上がっての作品だなあと改めて思います。ついつい目がいってしまいます。こんな時もあるから創り続けられるんだろうなぁとも思います。

 美紀  2004.5.5  変?

 「遊んでやる〜」と思う事事態が罪のような気がして、なんとも宙ぶらりんな連休でした。展示会が近いせいかなあ。作品も慌てて作ると雑な性格が災いして失敗したりして時間のロスにしか思えない時も多いから、言い訳のような気がするけれど時間を掛けるようにしている。

 完成するまで何回も何回も飽かず眺めながら手を加えている内に作品になって行くのだから時間も作品の一部なのだろう、なんて。加えて、形にしなければならない作品を考えなければならない。

 ・・・考えてばかりいても仕様が無いだろう、歌って踊ってみたら・・・「おかあさん?なにやってんの?」

 美紀  2004.5.3  ・・・記念日

 午後、晴れて来た事もあって、遅ればせながら「竜馬がゆく」を読もうと思い古本屋で手に入らなかった第一巻を買うべく近くの文教堂へ。ついでに立ち読み。「山田かまちのノート上下」で感涙。あまり深入りしてしまっては不味いと考え込んでしまう程(ハンカチ、ちり紙持ってなかったし)の内容。

 「現在」をどれだけの人が真剣に考え生きているのだろう。・・・というより自分の存在価値が問われているようで、焦りながらも気の抜けた日々を送ってしまっている事への啓示かもしれないなぁ・・・17才の魂に出会えた・・・記念日でした。

 美紀  2004.5.2  恩恵?

 昨日は母の命日。30年も経つのにまだまだ30年前の昨日は昨日のような気がします。母との時間は止まってしまっているのです。それこそ、それまで意識すらしていなかった「心」に詰まっていたであろうありとあらゆる「もの」を彼女は持っていってしまったのですから。。かろうじて「風」だけは残してくれましたが。あの頃は本当に吹けば飛んでしまっていたかもしれない。

 でも30年間少しずつ少しずつ「心」の中に「もの」を集めてきてたのかな。今では「風」の居場所も無いような。母の時間は止まったままだけれど、私のは止まっていない証拠か。でも、母のお陰で集まって来る「もの」の大きさと多さに気付く今日この頃。あれ?もしかしたら母の時間も止まっていないのかも。

 美紀  2004.5.1  骨董市

 東急ハンズに行ったついでに、独り「町田天満宮がらくた骨董市」に寄ってみる。100店以上の賑わいで所狭しとそれこそ色々な物が雑多に並べられていて面白そうではあるが、久しぶりの自分の目に入ってくる品々は、悲しい事に知識も無い事も手伝って整理がつかない。「ついで」だから小半時も見る事ができない。結局一巡して終わり。

 印象?・・・若いお兄ちゃんがお向かいの年輩の同業者に自分の人生論を熱く語っていた。人になんと言われようと今の生き方悔いは無い・・・云々。ここにもあそこにも人生。社のお賽銭箱の側に一斗樽が10個程。一体何時誰が飲むのだろう?