2005年3月の日記 

二人の気まぐれ日記(近況報告)

  美紀 2005年3月31日  今年もいい年のはず・・・なのに

 弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、駄犬コロを繋いである紐に右足を引っかけ、て、左足に思い切り力が掛かる・・・。

 右足で左足ふくらはぎをさすってみたら、筋肉がスッとずれたような・・・。・・・足を冷やしたのが今頃でてきたかな・・・。更年期障害の1つなのかな・・・。

 なんだか、自分の足なのに・・・手こずってしまう。

  美紀 2005年3月29日

 左足の筋違い、ちょっと瞬間無理をしてしまったのが祟ったのかそれまで調子よかった日もあったのに、ここのところ泣きたくなるような時もあって、行きたくない病院へ行って来た。歩いて30分ほどの所にある総合病院。am10時半に入ってpm2時半まで掛かった。久し振りに週刊誌を読みあさる。整形外科の先生が1人だけだったので仕方がない。診察が丁寧なので安心もできる。触診もこれといった問題もなく、腰骨のレントゲンも異常なし。だけれども、歩くと痛いのだ・・・。電話口で主人「老化だ、老化!」・・・喜んでいるような気がしたが・・・気のせいか?

  美紀 2005年3月27日  川

 地図帳に川が記されていた。川がなんだ?といわれればそれまでなのだが、小学生の一時期、川の水は水が沢山ある海から流れて土に浸みこんでいって、だんだん細くなっていくのかな・・・と考えた時期があった。水色の細い線が太くなる(水が増える)ということが不思議でならなかったのだ。誰に聞くということもしなかった子供時代、川の事を考えるだけでよかった時代、平安だった時代、というのかな。。

  美紀 2005年3月25日  小学3年生

 前日の書取問題で「何」という字の「可」の部分が上にちょっと線が延びてしまっていたので、×だった。その記憶は無いのだけれど、次の日も同じ問題が出されて、今度は間違いなく書けた。隣の子が「何」と書いていたから。  5問全○の付いた解答用紙を渡されたとき「Sさん、ちゃんと直ってるね!」と優しく誉められた。小学3年の心は複雑であった。「ん〜」。  優しく、いつもニコニコしていた先生だった。出そうと思って「様」なのか「先生」なのかそれとも「先生様」なのか悩んで結局出さずに終わった年賀葉書も、つい最近まで手元にあった。年賀葉書を出そう!と意識した頃の担任の先生。

 掲示板を覗いたら訃報の記。なんだか、力が抜けていくような......ではなくて、抜けてしまった。

  美紀 2005年3月24日  神道会の長老

 中西旭さん(神道会の長老)が今年1/22、100歳で天寿を全うされた。今日の「御霊を送る会」に主人は招かれている。

 中西さんの奥さん(天珠さん)に主人が出会ったのは10年ほど前、今の仕事を始めた頃、御近所のK氏の紹介で国立にある「母岩」というお店に行ったとき、その店主さんから紹介されたのが始まり。天珠さんの石に対する思いは熱くその中でも磐笛には特に関心があったようで、そのころは、ご自分で小石に穴をあけるのに「何時間も掛かってしまって」という状態だったようです。タイミング良く主人に巡り逢えたような感じだったのではないでしょうか。以来、磐笛の注文を受けて、我が家、どれほど助けられたことでしょう。脱サラして直ぐに食べていくことが出来たなんて、今だに信じられないことでした。

 ご自宅には、家族でも1度伺ったことがあります。お正月でした。その時に確かご主人の旭さんにもお会い出来たかと記憶しております。お元気で穏やかな感じの方でした。後年(つい最近)、彼が主人の学生時代の恩師の奥さんの伯父さんだったということを恩師の奥さんから聞いた時の私達の驚きはご想像にお任せいたしたいと思います。世の中狭いというのか何かの縁がやはりあるのかな・・・などと思ってしまう出来事でした。

 安らかな終焉だったようです。心安らかに御昇天されますよう。お祈りいたします。

  美紀 2005年3月23日  非常時炊飯術・・鈴木アキラ(雑誌ビーパルより)

 厚めのスーパー袋に無洗米と水を入れ空気を抜いて縛り30分以上浸す。水(飲料不可でもOK)を入れた鍋に袋ごと入れて強火にかけ、沸騰から約20分炊く。火を止めそのまま15分蒸らす。3合位炊ける。耐熱パックだと尚便利。持ち運びも出来る。

 空き缶(500ml缶)のふたを缶切りで切り取り米1合、水200ml入れ30分〜1時間浸す。アルミホイルで筒状のフタを作り缶にかぶせ、強火に掛ける。フタが上がってきたら弱火にし軽い焦げの匂いがするまで炊く。火を止めて15分程蒸らせば完成。お焦げが香ばしい。

 大きな地震が多いですね。他人事の様な気持ちでいられれば楽だと思うのですが(実際何の準備もしていないので見かけは全く他人事かもしれません)先がみえないだけに不安もあります。でも空き缶でもスーパー袋でも御飯が炊けるんだと思うと目から鱗の記事でした。他にも面白記事満載のアウトドア雑誌「ビーパル」です。

  美紀 2005年3月22日  ん?

 3/18は結婚20周年だったはずだ。はずだ、というのは、二人揃って忘れてしまっていたのだ。弁解は空しいのでお互い「あはは」で事なきを得ている。・・・けれど、きっと、この1年間は折に触れて思い出すのだろうな、とも思う。何故忘れてしまったのだろう、ということを考えてしまうに違いないのだ(そう、豪華プレゼントをいただけるチャンスを逃してしまったという後悔と共に)。でも、やっぱり、こんなことを思ったということも忘れていくのだろうな、雑多な日常に流されて。

 20年って、結婚に関する限り長くもなく短くもなく結構中途半端な年月なのかも。なんて思うのはわりと順風満帆だったせいもあるかな。そう思うと、いろいろなことに「ありがとう」の一言になります。

  美紀 2005年3月20日  歴史新聞

 文教堂への日参が続いている。毎日購入する余裕はないのだけれど、久々に面白い本に出会い手元に置きたくなって買ってしまったものがある。「世紀の号外!新版 歴史新聞」日本文芸社。新聞というだけにその時代に書かれた「新聞」を読んでいるような気持ちになりその時代にいるような錯覚に陥ってしまうところが面白い。他にも、日本史新聞、三国志新聞、戦国史新聞などもあります。読み応えのある本です。

  美紀 2005年3月16日  鍛えよ!さらば報われん!

 毎日、毎日、よほどひどい天候ではない限り休むこと無く歩くおじさんが近所にいる。脳血栓を患いほとんど立つこともおぼつかないようなのに奥さんに支えられてやっとこさ歩いていたのが数年前。それが、手押し車になりやがて杖になり、今では小さな犬がその代わりをつとめるようになっている。顔つきもきりりと引き締まってきている。

 日々の変化はそれこそ気の遠くなるようなくらい微々たるものであったに違いない。でも何年も過ぎてみると、しばらく会っていない人はきっと驚くに違いないのだ。「凄い!」と。

 今日で4日目の私の散歩。老化抑制を、いや、若返りを期待しながら歩いている。ところで足の筋違いはほおっておいても治るのだろうか。まだ痛いのでありますが。ちょっと心配。

  美紀 2005年3月14日  がばいばあちゃん

 後ろめたさから衝動買いした文庫本がなかなか面白くって一気に読み終えてしまった。戦争を引きずらざるを得なかった戦後の片田舎での、意に反するほどの面白傑作体験、笑いと涙の、おばあさんと孫とのお話である。孫が書きつづる「おばあさん」がとんでもなく偉大である。

 孫とは、漫才コンビ「B&B」の島田洋七。「佐賀のがばい(すごい)ばあちゃん」徳間文庫。映画にもなるらしいです。絶対観るけんね!

 島田洋七を育てた!おさのばあちゃんの楽しく生きる方法語録抜粋・・・「ばあちゃん、英語なんかさっぱりわからん」「じゃあ、答案用紙に、私は日本人です、って書いとけ」・・・

  美紀 2005年3月13日  さんぽ

 寝ていて左足の筋が違ったようで力が入らない。昨日はちょっと外出して車から降りたら、今度は右足の膝がちょっと痛くなる有様。運動不足かと思い、きょうは夕方散歩に出掛けた。雪がちらついたと思ったらやはり寒い。

 散歩=お買い物。帰りは文教堂に寄る。唯一近くにあるこの本屋さんも今月27日に閉店となるらしい。そんな張り紙が目に付いた。・・・立ち読みが何となく後ろめたい。面白そうな文庫本2冊購入。

 立ち読みをしていたらスピッツの歌、正夢が聞こえる。好きな歌だ。側で同じく立ち読みをしている男性の着メロだった。「・・うん大変だったよ車にぶつけられて・・・」、えっ?と耳がダンボ。「・・少しひびが入っただけだから心配ないと思う・・」、ほっ。「・・だけど、そのK接骨院の院長、あれは、絶対かつらだったよ。自分の怪我より、そっちのほうが気になっちゃってさぁ・・」失礼な話かもしれないけど、その言い方に思わず笑ってしまった。

 本屋さんを出てすぐのところ、最近出来たという御近所さんの知り合いのお店「なべや」をのぞき見る。店内は明るい感じのお店。お客さんも7、8人楽しそうにお酒を飲んでいるようすがちょっとうらやましい。外にあるメニューには手頃な値段。「ちょっと一杯どぅお?」「・・いいねぇ。」そんな気になってしまうお店だった。

  美紀 2005年3月9日  暖かい日です

 花粉症で「目は痒い、鼻は鼻腔が腫れてるようで息が出来ないよ〜」と上の息子が訴えてくる。昨日夕方の外出が祟ったか・・・。

 TVの花粉情報も心なしか一段と気合いが入っているような様子。でも薬の力は余り借りたくないなぁ。私も鼻がむずむずはする。これって花粉症なのかな。くしゃみも時折出るし。

 花粉症に悩まされて30年という御近所の奥様Sさん。「今年はもうでてもいいのに、そうでもないの。去年辺りから軽くなってきてるの。おほほ。」

 そうか30年は掛かるんだ・・・。私は今年から始まるとして・・・「墓場に持っていくようだわねぇ」なんていわれて思わず頷いてしまった。。

 ちなみに食生活の改善という予防法があるよし。私自身、そう悲観しているわけでもないということも付け加えます。

  美紀 2005年3月6日  きっと行く日なんだよ

 朝から「今日はきっと上野の国立博物館に行く日なのかも」という思いが頭から離れない。結局ドタキャンした風邪気味の主人が調べてくれて、今日が最終日ということで一人で唐招提寺展にやっぱり行ってきました。

 時間帯が良かったのか行きも帰りも空いていて1時間程でついてしまって、3時間も館内にいたのですが疲れ知らず。家にいるだけで歳を感じてしまう日もあるのに、今日は珍しく快調。

 最終日だったせいかちょっと人が多かったかな。鑑真和上坐像、観ましたよ。同級生の話だと細かい髭も睫毛もあったという話でしたけど、私には見えませんでした。じ〜っと観てたら「立ち止まらないでお進み下さい」と言われたりして。鑑真和上はもとより座像を作った人の事を今回は思うことが出来ました。今の仕事をする前だったらそこまで思いが広がったかどうか。・・・静かで暖かくて、広大無辺な自然の中に坐する御顔のように思えました。

 東山魁夷の障壁画も全点ありました。手前下から照らされた照明効果のせいか海には透明感がありました。なんなんでしょうね、こう、潮の香りがするような。。

 森林にかかる霞は、あの朝方の深と張りつめた空気のなかにいるような錯覚を覚えました。。

 やはり行ってよかったと思います。。

  美紀 2005年3月5日  鑑真和上坐像

 鑑真和上像というと若い頃それを観たくて何かの折りに唐招提寺に行ったことがある。知識が半端(今もそう)だったのでいつでも観ることが出来ると思ってしまっていた。「天平の甍」を読んでもいたので結構期待に胸弾ませていった。それなのに、結局観ることが出来なかったのである。

 今回はなぜか、リンク小泉屋時計店さんのブログ、中学校HPの掲示板と唐招提寺展を観てきた人たちの感想が目に入ってきてしまって頭から離れないでいる。行ってみたいなぁ・・・。