1月の日記 

二人の気まぐれ日記(近況報告)

 美紀  2004.1.31  浅草寺

 「浅草って言ったら、せんそうじ、だよね。いこうか?」「行こう、行こう」と誰ともなく言い出したので、「せんそうじ、って浅草寺なんだよね。」「あっ、そうだったんだ」「そうなんだよ」と、また誰ともなく、そんな話をしながら、ぞろぞろと浅草寺参りと相なったのでした。

 と、Tさんの娘の携帯がなって、「え〜〜受かった?」・・そう、彼女は、受験生なのです。急にテンションが上がった私達に、行き交う人々も、驚いた御様子。そんな彼らを横目に、「よかったねぇ、おめでとう」などといっている間に雷門に到着。そして、みんなの嬉しそうな顔を、パチリ。さて、お礼参りといきますか。。

 参道には沢山の同じような作りの看板のお店がズラリと並んでいます。その看板の明かりで、デパートの中にいるような錯覚を覚えながら、それでも、うきうきしながらお店をのぞき込んでいる私。なんだか、観光旅行に来たような気持ちになってきました。。

 美紀  2004.1.30  浅草の老舗 その2

 浅草染太郎は、やはり浅草の老舗そのものといった感じのするお店で、ガイドブックにも紹介されていて、時間帯になると長い行列が出来るほどのお店なのだそうです。建物自体が年期の入った、板の間の板も厚く、それも艶が出る程磨かれていて、小学校の時の、古い校舎の、塗れ雑巾で磨き上げた廊下を思い出してしまうのでした。

 そんな、昔は人の住まいであっただろう、茶の間だったかもしれない部屋?(間仕切りが無かったので)で、お好み焼きを食べたのです。いろいろな種類があって、鶏卵の苦手な私は、「宮城焼き」を注文しました。具は山菜と蒲鉾が沢山入っていて、ヘルシーな美味しさがありました。

 それと、みんなでつつきながら、初めて、もんじゃ焼きなるものも食べてみたのです。。ちまちまと食べました。粉が少ないときはこうすればよいのだな。なんて、お喋りの肴にもなったり、面白い食べ物でした。みんなで分けて食べる焼きそばも美味しかった。なんだか、また食べに行きたいな。一緒にね。今度はビール付で。。そんな、お店でした。

 美紀  2004.1.29  浅草の老舗

 Tさんへのお土産を用意していなかったので、浅草の町で買おうと、車で、会う前に捜していたら、豆とあられの小さな昔の佇まいの感じの良い専門店が目に入りました。一度は通り過ぎたのが、なぜか気になって、また戻って、私一人、お店の中に入ってみたのです。。

 奥から暖簾をわけて「いらっしゃい・・ませ」と姿をあらわした、その女性というより「こいさん」という感じの「鈴のころがるような声」と言うのは、こういう声をいうのでしょう、小さい声なのですが、柔らかく、透き通った、あたたかい挨拶でした。たぶん、こんな気持ちで買い物をするのは、初めてのような気がします。。ドキドキしました。昨今の元気の良い接客とは異なる、暖かいこころを感じる人でした。 

 美紀  2004.1.28  Tさんがやってきた  

 日本びいきの、台湾の友達、Tさんが、今年も日本にやってきました。彼女は主人の友達の奥さんで、長男の嫁という難しく忙しい立場にありながら、日本語を学んでいて、去年見事に修士課程を終え、今は大学で日本語を教えているパワフルな女性なのです。日本に来たときには、慌ただしいスケジュールを工面して、いつも連絡をくれるという義理堅い人です。

 主人が学生時代に、彼女の留学中の台湾人の御主人と親しくつきあってくれた事に、いまだに夫婦共々恩義を感じているらしいのです。。お土産が半端ではありません。「台湾」が一杯入っている福袋のようなお土産です。 なかなか台湾に行くことが出来ない私達にとって、年に一度の、居ながらにして出来る、楽しい台湾旅行を、土産話も携えて、彼女は運んでくるのです。

 今回は、新木場に用事があった事もあり、浅草Bホテルに2人で会いに行きました。学生さん達のツアーに息子さんも加わっての来日です。今日は、自由行動なので、彼女と息子、千葉在住の主人の同級生の奥さんであるkさん、日本に滞在中の彼女の娘さんと、計6人で一緒に浅草見物となりました。主人と私にとっても初めての浅草見物は、まず浅草染太郎という、お好み屋さん、から始まるのでした。。

 美紀  2004.1.27  気に掛かること

 昨日、同窓会の時の集合写真が送られてきた。110人程の集合なので、顔がだいぶ小さくなっている。こんな時、顔の大きな人は徳のような気がする。禿げている人も目立つので徳かもしれない。なんて、同級生のことは言い放題である。

 ところで、やはり、名前が思い浮かばないと、なぜか、すっきりしない。一念発起!(少し大げさかもしれないけれど)押入の奥の方にある段ボール箱の中の卒業写真を捜すことにした。

 「あった、あった。おお〜〜ほぅ?」開いてみると、百円札と五百円はピン札が表紙の裏から出て来るではないか。すっかり忘れている。千円分あった。そういえば、お年玉が百円札なんて時もあったかもしれないなぁ。。

 おお、そうだそうだ、写真だ。。ん〜〜〜。約40人が7クラスある。300人はいるだろう。ますます解らなくなってきた。神経衰弱?あっているかもしれないし、ちょっと違うかもしれない。全部表なのに、わからない。。。

 わからないのは、もうひとつ。たしか、壱万円札のへそくりが、同じ箱の中の本かノートの中に挟まっているはずなのだ。この間は捜しても見つからなかったのだが。。どれだったかなぁ。。。五千円のピン札も・・・・

 美紀  2004.1.25  次のお仕事?

 我が家が寒いのは、板の間が10ミリ位の合板1枚だけだからです。床下は土なのです。現場を見に来たとき、丁度床板を張っているところで、(ちょっと大工さん、板張りってこういうものなのですか?)と思ったのです。夏は、それでもいいのですが、冬は冷え込んでしまうのです。寒いのです。近所のk氏の仕事場のプレハブの床の仕上げと同じなのです。

 どうしたものかと主人も気になっていたようで、「床下にウレタンを張るといいよ」と最近親しくなった建築家の人に教えてもらったとかで、いま、その気になっているようです。今日は、壁塗りの足場も取り外す事が出来ました。「次は、床下かぁ〜〜〜?」「はい、そうです。」

 美紀  2004.1.24  どうして結婚したの?  その1

 寒い・・寒い・・寒い。今日は、私、冬眠状態です。上の息子などは、一歩も外に出ていないんではないかと思うのですが。引きこもりというのかなぁ。。よくしゃべる引きこもりではあります。

 主人と結婚してもいいかな、と思った理由に、東京で生活できるという一因がありました。いわきの冬よりも暖かい冬に思えたからです。結婚して1年後、主人の大阪転勤の時も、やはり「暖かい冬」が頭をかすめました。5年いました。大阪と聞いて思い浮かぶのは、太陽がサンサンと輝くカラリと晴れた天気です。ジメジメした梅雨の印象はありません。今思うと、若かったし、「あのころは、よかったなぁ・・・」というところでしょうか。・・・主人の実家は山梨です。冬は、とても、とても、寒いです。。。

 美紀  2004.1.23  完治

 昨日までは、何をやるにも、たいそうに思えたのが、今朝、目覚めと共に、憑き物がすーーっと離れていくような変な感覚を感じて、健康ってこういうものなんだ、なんて、久しぶりに自分が戻ってきてくれたようで嬉しかった。気がつくと、ティラリラ〜〜♪なんて、鼻歌を歌っている自分がいて、本業の作品作りにも気が乗っている自分がいる。この波を大事にしよう。。主人は、今朝、山梨へ行った。。。。。まさかね、そのせいではないと思うのだけど・・・・・

 美紀  2004.1.22  壁塗り編

 やっと、外壁塗りが終わりました。12日から11日間掛かったわけですが、その間、私が寝込んだり、主人が、ねずみ取りに引っかかったり(値引き50円のシールが貼ってあるお総菜を買った後です。。)、一時、暗くなった時もありました。でもその後、注文があったりして、今は、また浮上しつつあります。小佐野家強し、です。「七難隠す」壁の色のせいでしょうか?「御利益」がありそうなもの、好きです。西の壁は黄色にできませんでしたが。

 壁塗りをしていると、ご近所さん達が、声を掛けてくれます。自分で塗っている事が、昨今希有な事も手伝って、関心の的でもあるようです。8件並んでいて、丁度、入り口の所に建っているので、何をやっていても目立つせいかもしれません。

 13年住んでいると、もうお互い気心が知れていて、私にとっては居心地の良い所となっています。今回も、長〜い梯子を借してくれたり、足りない道具を借してくれたり、いろいろとお世話になっています。その塗り具合に(お世辞半分とみても)と〜っても感心してくれる人もいます。完成祝いに、一杯やろうと言ってくれる人もいます。元気で、長〜い、おつき合いが出来ると良いなあ・・・と思っています。

 哲二  2004.1.20  壁塗り&お買物

 今日の天気は、まさに、ペンキ日和である。太陽の光は、穏やかに背中に暖かく、風もない。16日に足場を、東南に組み替えてから、久しぶりに天気が良い。私の風邪は、少しは和らいだようです。でも、奥様が一昨日からダウン、しかし、今日は、少しは気分がよいようです。私の作業が、見ていられないのか、午後の暖かな天気に誘われてか、家の外に出てきて、黙々とペンキ塗りを始めました。(ほんとに大丈夫かしら?)おかげで、あと、南を残すだけとなりました。天気が良ければ、明日で終わりかも。(でも、足場を解体するのは、今度の日曜日です。)今回、壁塗りをしてみて、築約10年ですけど、何カ所も、外壁にひびが入っておりました。(そんなところは、修理・修理・水が入り込まないように、シリコンの充填修理)

 日が暮れてからは、長男のショッピングに付き合ってコンピューターショップへ、お正月の年賀状配りのバイトのお金が入ったので、それで「牛丼パソコンの大盛」購入。(現在160MH→2.5GH・DVD付きですから)可成りのバージョンアップです。でも、価格は、5万円ほど。やはり、macに比べると、winは安い!私も欲しいものがあるが、ジ〜っと我慢!

 美紀  2004.1.17  し・あ・わ・せ

 たま〜に、夕食の時ワインなどを飲んだりしたあと(ちょっと、一杯のレベルである。)、力が抜けて、もう炬燵と一体化したようになってしまうときがある。「もう、だめ〜」などとのたまい倒れ込む。あったかい・・・・・。

 そのうち、主人の声掛けの下、下の子が一緒に食器を下げはじめる、上の子が食器を洗う。「おっ」と、気が付いたときには、炬燵の上には、なんに〜〜〜もない。まるで、こびとの靴屋、である。。。たまぁ〜〜〜にである。

 美紀  2004.1.14  壁塗り編3

 今日は朝から天気がいい。絶好の壁塗り日。午後から私も駆り出された。明日まで、一応、西と北の壁を塗らなければならないのである。

 おじいちゃんが、「お友達」を連れて16日にやってくるのだ。16日は、だからまた、今の足場を外し、南と東に足場を組み直す。なんだか、また慌ただしくなりそうだ。

 興味も手伝ってか、腰のポッケトには使い捨てカイロ、合羽、軍手、長靴、帽子の重装備で挑んだ。「やったるで〜〜」。これが結構、面白い。ローラーがくるくる回ってどんどんペンキが塗られていく。塗りたくないところにも塗られていく・・・・・・

 美紀  2004.1.12  哲二の近況  壁塗り編2

 凍てつくような寒さの中、主人は、咳をしながら黙々とペンキを塗っている。泊まり込みで手伝ってくれるはずの「お友達」は、昨日、「足場」が出来上がったと思ったら、自称現場監督のおじいちゃん(主人の)が山梨へさっさと連れ帰ってしまった。「お友達」と言えどもおじいちゃんには逆らえない。今度来ていただけるのは、一週間後。。子供は、よくしたもので、気が向いたときに交代で手伝ってくれている。まだまだ二人とも半人前である(口は、いっちょまえ、である。)

 「お友達」が山梨の主人の工房に「足場」を置いてもらいに来たのは数日前の事。。「これ、どうしたんですか?」「働いている会社が潰れたから、お給料のかわりに貰ってきた。鉢の台に使えるだろう。」・・・主人、「足場」をじっと見つめながら、「町田のご近所さん、みんな壁塗ってるんですよ、うちもそのうち塗らなくちゃなぁ〜と思ってるんですけどね。。。」「・・・ホームページ作ってくれる?おれ、桜の苗木販売したいんだ。物々交換で、壁ぬってやるよ。」「え〜〜〜っ、本当ですか?」

 

 美紀  2004.1.10  日記のこと

 ホームページに日記って、面白そうだな〜すごいな〜と思ったのは、2年くらい前、造形作家M氏の絵日記をホームページで読んだとき。

 で、私にも書けそうだな〜と思ったのは、1年前に、ご近所に住む私の先生(ウッドピクチャーを教授してくれた人です)K氏のホームページの絵日記を読んだとき。

 いつかわたしも・・・と思っているうちに1年も経ってしまいました。出来るだけ短く、でも思っていることは伝えたい。

 読んでくださる人たちにどの位伝えられるのか、まだまだ自信が持てないのですが、今のところ続けていくことが、目標かな。応援してね。。。

 今回の同窓会の感想にしても、まだまだ書きたいことはあるのですが・・・・さすがk氏の絵日記「同窓会」・・・脱帽です。面白かったです。興味のあるかた、リンク、さ・が・し・て、見てちょうだい。

 美紀  2004.1.9  哲二の近況  壁塗り編

 山梨で仕事をしているはずの主人から突然、電話がかかってきて、「いまから、帰る」という。まさか、私に会いたくて〜?なんてことではなかった。

 聞くと、主人の父の友達(主人の友達でもあるのかもしれないが)が、町田の家の外壁塗りを手伝ってくれるという。わざわざ山梨から来て、泊まりがけで塗ってくれるというのだ。なんという御奇特なお方であろう。頭が下がる思いである。まだまだこの世も捨てたものではないのかもしれない。

 で、今日は日帰りで、下見をしに来たのだという。今度の連休は足場を組むような話を二人でしていた。

 思い立ったが吉日(その友達が言った言葉で、主人より気合いが入っている由)とやらで、準備をするべく、お昼過ぎにはもう山梨へ帰って行ったのであります。。。西側の壁、黄色にしたら金運あがるかしらん?????

 美紀  2004.1.7  お正月編

 「あ〜し〜た は〜ま〜べに〜さ〜ま〜よ〜え〜ば〜♪」昔に比べると沖の防波堤が出来てからだいぶ砂浜が広くなり、波際からみえる家々も遠景となっていて、ひとり、朝凪の中にぽつんと立っていると、時間の流れが止まってしまったように思われるのです。それでも、蒼い海は白い波しぶきを絶やすことなく白い砂浜にうち寄せてきます。白い雲もその流れを止めることはないのです。。

縁あって、かの地に生を受け、流れるままに今日に至っているのですが、いまだに故郷に帰ることができるということの幸せを、同窓生と比べたりしても、ありがたいことだと思うのです。若いときには当たり前だった実家の存在がとても貴重なものに思えてきた、今回のお正月帰省でした。

 美紀  2004.1.5  四ツ倉中学校同窓会

 1/3の中学校の同窓会に出席。31年ぶり。おかげで楽しいお正月を過ごすことが出来ました。みんな昔の面影が残っていて、それと、30年の人生が肉付けされていて、それなりに面白くたくましく生きてきた顔がありました。・・・でも、顔と名前、名前と顔が、一致するまでは、「どちらさまでございましたでしょう?」まるで、ボケ老人体験の集いです。・・・日頃ほとんど使ってない頭がどんどん疲れていくのでありました。次回は名簿で少しお勉強していかなくては。。。(それと、だれも想像出来なかっただろうな・・この私が腰にピップエレキバン張ってたなんて。)

 哲二  2004.1.5

 美紀の実家の、いわき市四ツ倉に1/2〜4美紀の中学校の同窓会があったので、子供を町田に置いて、二人で行って来ました。義兄のお家は、目の前が海、3日の日の出、太陽は、四角に変形していました、そして、気球のような形に、とても珍しいので、写真でパチリ!
私は、釣り三昧・お酒三昧の三日間でした。収穫なしだったので、三日目は、船に乗って、釣りました。38Bのアイナメをはじめ、4匹つり上げました。気持ちよかったのですが、船に酔ってしまい。ダウン。

 美紀  2004.1.1

 あけましておめでとうございます!

 やっと、私も、ホームページ制作に参加出来るようになりました。不定期ですが、日常思いついたことなど、書き留めていきたいと思っています。独断と偏見の私日記になりそうですが、懲りなくおつきあいくださいますよう、願う所存でございます。

 早速、私的なことになりますが、去年は身内の結婚式が3件、出産が2件、と結構良いことがありました。と、なんと、今年は、結婚式が2件、就職&入学予定者が7件と、またまた良いことがたくさんありそうです。幸せそうな人をみていると私も幸せな気分になります。やはり、自分自身が幸せになることが大事ということでしょうか。

 皆様 元気で楽しい1年をお過ごし下さいますよう。では、また。。。。。

 哲二  2004.1.1

 昨年は、展示会に追われ、ばたばたしておりました。12月には、初めて、お墓を手がけました。何でも、何でも初めてのことは、ドキドキ・ワクワクするものですね。

 また、河口湖の工房の隣には、同じ町に住む建築家が、モデルルームを今造っております一棟ですが、なかなかおしゃれで、落ち着いた感じの設計になるようです。2月頃完成とのこと。その一角に私の作品(明かり)も2〜3個置くとのこと。近くに、私の工房に来てくれた人たちの、目を楽しませてくれるものが出来ると言うことは、少し楽しみです。