7月の日記

二人の気まぐれ日記(近況報告)

美紀  2004.7.30  河口湖便り・・・河口湖ウォーカー

 スパゲッティを「ベルデ」で食べる。美味しい・・・。

 河口湖には美味しいお店が無い、と半ば諦めていたのですが、主人が知らなかっただけなのだぁ〜。 

 最近、美味しいお店を知っていらっしゃる陶芸家Mさんと、建築家Wさんと一緒に、何も知らない主人が作った、携帯から検索出来るマップ「河口湖ウォーカー」・・・工房の近辺の美味処が紹介されています。いま一の所は「店名」だけというとてもシビアーなマップ。手作りならではの正直さが売り物?

 でも「ベルデ」が載って無いのは何故? M氏曰く「知らないやつは潜りである」・・・だって。(主人曰く、本当は地図に書ききれない場所にあったから、との事でした。)

 美紀  2004.7.27  河口湖便り・・・お義父様

 84才の義父が北海道から狛江経由で御帰宅。

 札幌、7/25の昼に出発。函館pm6時〜フェリー〜大間pm8:10着。同時刻大間出発。翌7/26昼、狛江着。大間から狛江までノンストップだってぇ?!

 それで来年も行けそうだなんて・・・なんと元気なおじいちゃん!「座りっぱなしで運転だから腰がちと変だ」(3日後はもう完治)

 美紀  2004.7.25  河口湖便り・・・イベント2日目

 今日もメンバーが揃ったので急遽打ち上げ。場所を提供してくれた今回共同主催者、DEGUさんの新しい建物の吹き抜けの土間はなかなか面白い空間で居心地が良すぎる位。別荘にももってこいの建物です。住んで住み心地を体験してほしいという事で、一泊宿泊のみ、基本料金5000+2000×人数で泊まる事が出来ます。隣には美味しいお寿司やさんもあります。将来家を建てたいと思っている人にお勧めです。

 今回、本当に大勢の人々に視て、食べて、聴いてもらいたかったのが正直な感想です。延べ150人程集まったようなのですが、演奏を聴く事が出来たのは5、60人といったところでしょうか。もったいない程贅沢な演奏会とも言えました。・・・来年に向けての反省課題となりました。

 美紀  2004.7.24  河口湖便り・・・イベント1日目

 黄昏時、ライトの当たる檜の木立がバックの屋外ステージ・・・凄い!・・・小俣さんはじめ奥様、和太鼓の青沼さん(迫力満点)、ミュージシャンの遠藤さん(惚れ惚れする程良い声量、ギターも)、オカリナ教室のメンバーの方々(木立に響き渡る音色がすばらしい!)の熱演(即興がまた素晴らしい!)が繰り広げられ、路ゆく人々も立ち止まり、皆が皆聴き入ってしまう感動の一時でした。

 蕎麦打ち体験で食べたお蕎麦は「こだわりの絶品」でした。今迄食べた中で一番旨い!

 もろこしも、フランクフルトも焼そばも大好評!勿論お向かいのDEGUさん家のモデルハウスでの夜のバーベキューも盛り上がりましてイベント一日目無事終了・・・ではなかった。若干2名、終わる事無く明け方迄続いていたようであります。

 美紀  2004.7.23  河口湖便り・・・イベント前日

 6時には起きて7時半には工房へ(主人は3時半)。窓拭きと床掃除だけで後はゆっくり・・・なんて思っていたら、次から次へと、細々としたイベントの仕事が、あるわあるわ。看板作りetc、ちょっと暑いのも手伝って流石にPM3:00には人相が変わっているのにびっくり。・・・「寝よ・・・」。

 今回のイベント、小俣達郎さん、奥様(シンセサイザー)、が演奏してくれるというので、ではささやかに内輪でオープニングパーティなど良いかも、なんて事から始まったのが、どうやら主人が山梨の仲間内で呑んでいたら、だんだん話が大きくなってNHKの取材(結局来なかった)まで入りそうだという話になり、そうなると陶芸家は「蕎麦打ち」をやるとか、DEGUさん(お向かいの建築屋さんで共同主催者)は「焼そば対決」をやるとか、じゃぁ夜はバーベキューだろう、と話がどんどん盛り上がってしまったそうなのです。

 主役の小俣さんも他の演奏家に声を掛けてくれるという事にもなり、主人の父親の友人まで演奏会のステージ作りを手伝ってくれたりテントを張ってくれたりと協力してくれたのです。自分で作ったという見事な藤蔓の篭、盆栽も勿論展示していましたが。

 ふと見渡せば、工房祭りの立て看板、水色テント、広いステージが我が工房を取り囲み、そして何時の間にか黄色と黒の「・・・の焼そば」の幟も2本・・・。

 美紀  2004.7.22  河口湖便り・・・イベント前々日

 7/21夜 おおう!蛇口から出る水が冷っこい!・・・半年振りの山梨ズラ。2時間前迄ずーっと「暑い」という文字が身体中に張り付いていたのに、今は「暑さ」を忘れてしまって、まるで憑き物がとれた風であります。夜風も身に沁みるぅ〜。主人が山梨(ここ)へ籠ってしまうのも・・・解りますなぁ〜。

 涼しくて身体が軽いとはいえ、半年分の大掃除は5時間掛かりました(否5Hで終わってしまった・・・と言うべきか)。人が住んでいない家は朽ちるのが早いと言いますが、住んでいても掃除をしなければ、はぁ・・・「同じ」なんだぁ・・・と改めて実感。

 美紀  2004.7.21  しばらく日記お休み致します。

 暑いのも今日までとか・・・。明日からは31℃位の予想気温・・・。それでもやっぱり暑そう。

 それでという訳でもないのですが、私、明日からしばらく河口湖に避暑に行って参ります。「避暑」といっても半年分の実家の大掃除(男所帯は悲惨)、工房展の準備、と休む間も無いのですが、24、25の「お祭り」もなんだか面白そうですし、体験工房も今回4回めになるのですが毎回好評なので気分的なリフレッシュが期待できるかと思っています。

 皆様 この暑すぎる夏 どうぞ御身体には御自愛くださいますよう。

 美紀  2004.7.19  お勧め

 原宿寿々木の展示会最終日。無事に終了。帰り際お店の人が中村鶴城さんのお話をしてくれました。主人は会う事が出来たようなのですが、琵琶奏者の第一人者なのだそうです。その演奏はすばらしく、声量もすばらしいそうで、彼女のお話を聞いているだけなのにだんだん引き込まれていくのです。・・・ぜひ聴いてみたい方8/22(日)PM4:00開場5:00開演トッパン小石川ビル(03ー5840ー2200)にて中村鶴城琵琶リサイタルが行なわれます。ピパルス工房03ー3380ー5130。トッパンホールチケットセンター03ー5840ー2222前売り\4,000当日¥4,500(全自由席)。

 美紀  2004.7.18  老先生

 起きていきなり首の筋が寝違えてしまっているとなると、なんの為に寝ていたのかと情けなくなる。

 小学生の時にも何回か寝違えた事がある。あまりにひどい時には、顔が横を向いた状態で掛かり付けの町のお医者さんに行くのだが、歩いて約10分の道のりは正に世の中を斜に見ているような顔つきだったに違いない。

 いつ行っても待ち合い室には誰もいない薄暗い病院・・・。けれどもそこの老先生は何やら金属製の物を首筋に当て「カシャッ、カシャッ」と、ものの数秒で治してしまうのだ。子供心にも尊敬の念を抱かせるような丁寧な対応もしてくれた。

 そのお医者さんも今は亡く、注射付きの往診もいい思い出となってしまった。

 美紀  2004.7.17  育ち盛り

 ハイジがお祖父さんに食べさせたくて溜め込んだ美味しい白パン。

 台湾のTさんが成田(彼女は今北海道)から送ってくれた沢山の中華マンを見てたら、なんだか、ふと思い出してしまった。すごっく美味しいんだよね。大きくてふっくらとしていて・・・。見ているだけで幸せな気持ちになれる・・・。

 もちろん、私はハイジではないので溜め込むつもりはありません。というより溜め込むまもなく息子二人に食べられてしまう・・・のだろうなぁ。

 美紀  2004.7.15  哲二の個展

 今日から19日(月)迄、原宿の和菓子屋さん「寿々木」で展示会が行なわれます。

 昨日は搬入。4年振りなのですが周りの環境も変わりなく時間だけが過ぎていたような落ち着いた雰囲気に暫し浸るのでありました。

 デパートとは違い、ゆっくりとマイペースでの飾り付けは私達の望む所。作品も光を落としてある和室のここ其処にしっとりとなかなか良い感じに納まっています。

 和菓子も抹茶も美味しい。原宿のもう一つの顔です。

 美紀  2004.7.13  世の中

 なんだか新潟の方、集中豪雨で凄い事になってしまっている。TV見てびっくり。あぢ〜〜なんてまだまだ良い方なんだ・・・。

 議席減らした自民党も何故減ったのかというより、どうすれば票が集まるかなんて事を考えているらしいし、説明する時間があれば国民も解ってくれるとか、大分ずれた発言のように私には思える。 

 なんだかメディアが流す情報と事実とはもしかしたら違うのかな?なんて思ってしまうのも、摩訶不思議な世界に振り回されているからか。・・・やっぱり政治は解らない。

 美紀  2004.7.12  キョウノにゅーすデス。

 哲二の誕生日。お向かいのTさん、元気に退院す。3件隣の御家族の御引っ越し。。以上デス。

 美紀  2004.7.11  雷

 雷の 怪しき雲を 引き連れて。。雷は遠雷は良いのですが、近くに来るとやはり怖い。

 30年位前・・・まだ若い頃、雷が、暗く静かな夜の水平線に落ちゆく様を見た事があります。数本の雷が一度に水平線に突き刺さるのです。雲も水面もその都度、光を浴びて輝きます。初めて見るその現象を、私は飽く事も無しに唯々見入っていたのです。・・・何故かそんな事が心に染み入る年頃だったのかもしれません。。

 でも多分、これから先、また見る機会があったなら、やっぱり見入ってしまうのだろうな・・・と思います。。

 美紀  2004.7.10  哲二の近況

 勿論山梨の工房で「独り」頑張っております。それでも、近頃は御近所に呑み友達の影もちらほら。近くの温泉につるんで行ったり何やら企画を考えてみたりと結構忙しい日々を楽しく送っているように思えます。我が家で一番元気があります。

 美紀  2004.7.9  御近所さん

 昨夜は久しぶりに御近所のTさん宅で一杯。飲む程に会話も弾み帰りは12時近く。御主人と奥様の御持て成しに、手抜きに慣れている私は、ただただ感心するばかりです。

 この界隈では一番先に住み始めた御夫婦です。私達は6件目。で、その後、7、8件増えて今は落ち着きつつあります。でも、来た当初は自然が沢山残っていたそうで、10何年かの内にこんなに様変わりをするとは思ってもみなかったようです。

 引っ越し、転勤など人の出入りがポツポツある所ではありますが、それでも今の所、難しい問題も起きていないという事は、感謝すべき事かもしれません。。

 美紀  2004.7.8  明け方

 「ホーホーホー」「ホーホーホー」「ワン・・・ワン・・・」「ホーホーホー」「ワン・・・ワン・・・」以下繰り返し。まだ、夜も明けきらぬ時刻。人と犬との会話ではありませぬ。そう、フクロウと我が家の駄犬の会話です。

 フクロウの啼き声は初めてです。窓のすぐ外で啼いているかと思われる程はっきり聞こえます。寝ぼけた頭で「人が喋っているのかな?」と思う程はっきりとした「ホーホーホー」です。10日位前から啼き声が聞こえている(御近所の猫作家K氏の証言)ようですが。。まだまだ、ここには自然が残っている証拠でしょうか?それとも、我が家の「黒ねずみ」(7/5参照)を追って来たのでしょうか???

 それにしても、その後、いろいろな鳥の啼き声が聞こえてはくるのですが、フクロウのように書き表わす事が出来そうもない啼き声ばかりです。聞けば聞く程難しい・・・いつしか夜も明け・・・バイクの騒音がけたたましく通り過ぎて往き・・・うたかたの夢は醒めるのでした。

 美紀  2004.7.7  夏日

 あぢ〜〜。やっぱり海が恋しい。。海へ行こうと誘ってくれる人も無く、昨日今日とまるで蒸し風呂の中、出来た作品は「白の世界」。何の事は無い、我が家の駄犬が白い流木の中に居る。「ここはどこ?」。雪だといいねぇ。。庭で「はっはっはっはっ・・・」と舌をだして喘いでいる本人?には想像もつかない世界であろう。まだらの冬毛も哀れを誘っている。。

 主人は糸魚川、さぞかし海岸線は涼しいだろうと思いきや、そうだった、日本海の夏の海は暑いんだった。でも、もう白馬を大分前に過ぎて帰り道だというから、今頃は高原の風に吹かれて何をか思わん、かな。。(pm2:00)

 美紀  2004.7.6  なんだか背筋が妙に・・・

 暑い・・・こんな日には、こんなお話が・・・

 深い眠り・・・誰かの、階段を上がってくる音(ん?)・・・静かな、気配(緊張〜)・・・ドアは、閉まっている(ハズ?)・・・スッスッと部屋を歩く、気配(ド、ドアはどうしたぁ?)・・・薄目を開けて、足の方を、みる(おかあさん?)・・・白地に紺の模様の入った見覚えのある浴衣を着て、立って、いる(思わず目を堅くつぶる)・・・丁度時計の反対周りに、寝ている布団の周りをスッスッと歩き、枕元まできて、止まる(せん、線香毎日あげます〜ご、ごめんなさい南無・・・)・・・と、私の両手の人さし指を、ギュッと、掴む(わ〜ぁ〜〜〜南無・・・)・・・また時計の反対周りでスッスッと、歩く、気配・・・あ〜〜〜怖かった(書いてるだけでも血の気が引いてゆく・・・)

 あの時(25〜6年前)、ず〜と目を開けていたら何を見る事ができたのだろう。・・・(知りたいのかい?)えっ?

 美紀  2004.7.5  犬の手は、役に立たない・・・

 黒ねずみ 家のお庭に ちょろちょろと 駄犬の水を 飲んだりもして

 昨日外壁沿いに、なんだか黒いものがスッと隠れたかなと、そのまま気にもとめなかったのだけれど今朝やっと正体が判った。15cm位の真っ黒な鼠。コロが反応しないのにも驚いた。で、窓を開けて威嚇すると・・・瞬時、仕事場の床に潜り込んでしまった。あ〜〜。

 それにしてもハムスターにもびくついていたコロが、無反応とは・・・。

 美紀  2004.7.3

なんだかこの写真を見つめていると、なんにも考えなくても生きていけそうな気がしてきます。

 美紀  2004.7.2

 人の心は、深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。

 きっと、その浅さで、人は生きてゆけるのでしょう。・・・星野道夫・・・

 たそがれ間近の空に、吹けば消えてしまいそうな白い月。心地よい風。笑顔。・・・ふと、海が恋しくなる時もあるのですが・・・こんな自然に心がとまることもあります。

 美紀  2004.7.1  お向かいさん

 「夜中に片付けをし始めて明け方4時頃高いところから靴を取ろうと思ったら、バランスを崩して落ちてお尻を打ってしまったの。だんだん腫れてきて痛くなってきたのだけれど、前の日ダンスをして汗をかいていたから病院に行く前にシャワーを浴びて髪を洗って・・・」と、お向かいのTさん。入院してると聞いて早速お見舞いに行ったのですが、一日で腕などの腫れも半分くらいひいて、不幸中の幸いというか骨の異常も無く元気そのもの。ホントに74才ですかぁ?