11月の日記 

二人の気まぐれ日記(近況報告)

 哲二  2004.11.30

 河口湖畔のホテル「富士レークホテル」から溶岩を使った給水塔を制作してほしいと頼まれ、2004年11月一ヶ月かけて制作いたしました。デザイナーの米山さんのデザインに私なりにアレンジさせたものです。約10Bほどのキューブを積み上げ、170Bほどの高さにした給水塔です。真ん中の白い部分は、明かりが入っております。

 設置場所は、温泉の入り口にあります。お湯上がりに、溶岩から湧き出た水(バナジウムウォーター)等、如何ですか? ・・・写真は作品集の「小佐野哲二の石世界2」に載せました。見てください。    

 美紀  2004.11.29  オルゴール療法

 中学校の掲示板に・・風邪が流行っているようなので気を付けて・・そんなことを書いたら、心優しい同窓生が「オルゴール療法」という安くて副作用のない治療法を教えてくれた。

 「オルゴール療法・オルゴールセラピー(知的所有権第192813号 第208026)オルゴールの響きにある低・高周波が脳を正しくして自然の治癒力を引きだし、心と身体を同時に良くする 高位の療法です。副作用もリバウンドもない世界で始めて開発され、自宅や病室で出来る安心の療法です。一人で3つ、4つもの病状を改善されています。ご興味を持って読み進んで下さい。原理を理解し実践して下さい。そして健康で明るい生活を目指しましょう。」

  ちょっと面白そうだ。CDでも効くのかな?なんて「確か、あったはず」と捜してみたけど見あたらず。でも、効果はありそうな気がする。音楽はいつだって心を癒してくれるのだもの。病は気から・・・信じてみたい。

 美紀  2004.11.28  島焼け  高田宏 新潮社

 なんだか久し振りにすごい本を読んだような気がする。本好きの御近所さんに勧められた。最初の数ページから「おやっ?」と引き込まれてしまった。のちに佐々木次郎太夫(青ヶ島のモーゼ)となる若者の「人として」の苦悩が始まっていたのだ。

 天明3年、浅間山の大噴火があった。大飢饉をもたらした噴火だ。同じく伊豆諸島南端の青ヶ島でも噴火があった。そして5年にその青ヶ島にとっては致命的な大噴火が起こる。八丈島からの救助船で200人近くは脱出出来たが、黒潮分流の急流に救助もままならず、残る130数人の離島を妨げた。残された島民がすべて死んだのだ。その後50年を掛けて青ヶ島還住を成功に導いた名主、佐々木次郎太夫(当時18才の若者であった)の生涯と青ヶ島還住に思いを馳せる人々との過酷な自然との壮絶な闘いが描かれている。

 三宅島の人々、新潟の住み慣れた土地を離れなければならないであろう人々の内なる思いに少しだけ・・・近づけるかもしれない。

 美紀  2004.11.26  かちかち山 その2

 あったあった!「ソフト」なかちかち山が。http://www.digital-lib.nttdocomo.co.jp/kikakuten/mukashi/mukashi1/kati.html これは「頭突き」で、でもやっぱりおばぁさんは「倒れて」しまう。

 昨日のかちかち山が広く知られている内容で、悪いことをすると必ず報いがあるということだそうです。

 それにしても、なぜ、おばあさんが犠牲になってしまうの?

 美紀  2004.11.25  かちかち山

 ふと、かちかち山の話ってどんなだったっけ?ということで検索してみたら、いきなり、「この物語は子供に語って聞かせるには、あまりにも残酷すぎます。」ときた。http://www.ffortune.net/symbol/12si/s04/katikati.htm でも、子供に語って聞かせた。息子が言う「おおぅ!かちかち山って、こんなに怖い話だったのかぁ?」と。・・・興奮している。

 それとも「ホントは怖い昔話」からの抜粋なのか。もっと他を検索してみよう・・・。

 美紀  2004.11.24  哲二の近況

 なんだかお爺ちゃんと同じ風邪の症状らしい。流石に今日は予定を変更せざるを得ない状況に。家でゆっくり休みを取ってもらって・・・と思ってと私、用事があったので外出。帰ってきて・・良く眠れたかしらん?と思ったら・・起きていた。

 セールスの電話が続けて3本来たらしく休むどころではなかったらしい。「勘弁してください。俺、病気で寝てるんですよ〜。」「あっどうもすみませんでした。」休み明けは多いんだよね。留守電にしていけばよかったかな。。

 暖かいおうどんで身体を暖めクランベリージュースでビタミンcを摂って、お休みなさい。。

 薄暗くなって、寝ているはずの主人の部屋から「パチッ、パチッ」と音がする。電子撃蚊拍(台湾の友人からのお土産でバドミントンのラケットのような蚊とり器具。ガットの所に弱電流が走るので蚊があたると感電する。)を振り回している音。・・・なんだか元気が出てきたようだな。でも、どこからこんなに多くの蚊が入ってくるのだろう。。

 美紀  2004.11.23  M社とH社

 何の会社かというと、不動産会社。台湾からの留学生Eちゃんが、田舎町からH市に引っ越ししたいというので、物件を見に二人で、天気も良いので、出掛けていく。H社の物件の方が条件が良いような感じがしたので即決。担当者の気配りが堂に入っていて社員教育の違いをM社と比較せざるを得なかった。「お客様」との受け答え、ドアの開け閉めなどのちょっとした気配り等々、流石、名詞に上場会社と印刷されているだけはあったかな。

 この物件、人通りの割とある道を通って行く。両脇には美味しそうな食べ物やさんが並んでいて、ちょっと路地に入ると住宅街で穏やかな感じ。病院もすぐ側にあって、スーパーも近くて、駅からも近そうで便利そう。やっぱり若い人は、こういう所に住んでみたいのだろうな。。うちの主人、暖簾を眺めつつ「俺だったら・・真っ直ぐ帰れないかも」

 美紀  2004.11.22  「い・い・ふ・う・ふ」

 の日だそうです。夫婦は所詮他人だと言う人もいるけれど、一緒に何十年もいて「他人」とか言われるのは、ちょっと寂しいかも。。他人という言葉自体がよそよそしい感じがするし。でも、それだけ気を遣っている証拠なのかもしれないなぁ。お疲れさまです。と言うべきか。。

 「私の保護者」と夫の事を明言する人もいるけどホントに暖かい感じがする。身内そのものと言う感じ。頼りにしてます、おとうさん。・・・なんて。。(男の人の側からみたらどうなのか判らないけど)

 我が家?こんな出来の悪い「嫁」にも関わらず、文句も言わず、何かというと助けてくれるし、一緒に泣いたり、怒ったり、まぁ飲み過ぎるとちょっと「我が天下」に近くなるけど、それでも身体の方が心配なだけで・・・一所懸命お仕事楽しんでるし、頑張ってるし、裏表もないし(単純?)・・・(こ、これは、もしかして「おのろけ」か?)。

 やっぱり「い・い・ふ・う・ふ」なのかもしれないね〜ぇ。。(今のところ・・は)。。「夫、あなたはどう思う?」

 美紀  2004.11.21

 久々のふくろう展に向けて、ほんの一週間前迄の心境とは違って、なんだか楽しく作品も作れそうな予感もしてきて、ほっとしていて・・・小春日和。

 美紀  2004.11.20  本音

 久々の良いお天気。気分も良好。仕事もはかどって。ビールも美味い。

 「お酒を飲むと本音が出ると言う人もいるけれど、想像力と思い切りが良くなるだけの話さ」なんて文を目にすると、「なるほど!」なんて感心してしまう自分がいる。ホントにずっとずっと若い子が書いているのだ。本音だと思っていたって口にした瞬間、そうじゃなくなる時もある。そんな曖昧な思いもなんだかこの日記11/13「酒」http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=OSAGROOVES を読んだら吹っ切れたような気がした。主人の甥のロックグループのHPです。

 美紀  2004.11.19  同窓生

 中学校HPに少しずつ参加者が増えてきている。個人的なメールのやりとりもあって、それがまた面白い。舞台と舞台裏のような感じ。舞台の賑わいは想像にお任せするとして、舞台裏の現実はやはり年月の重みを感じることもある。

 あっという間の31年というなかれ。

 ジェットコースターに乗ってうどんをすすっているようなお話。スリルとパニックとそれでも食べるためには相当な苦労をしなければならなかったという、現実はそう平穏なものばかりでは無かったような同窓生も確かに存在していたのだ。

 今は幸せそうなので色々楽しくメールのやりとりをしているのだけれど、そんな時期を気丈に乗り越えて来た同窓生に・・・脱帽。

 美紀  2004.11.18  着々と・・・

 片づけたものの中には私の物も多く、次回の展示会に使えそうなのも出てきたりして、ひらめいた物もあった。無駄な時間ではなかったような気がして・・損して得取れかな?急がば回れかな?瓢箪から駒・・かくして作品1つ完成となった次第。

 美紀  2004.11.17  後遺症?

 大掃除の影響か家の中の他の部屋の物がなんだか気になって仕方がない。今まで目に入らなかった物までが分別ゴミの対象になってしまっている。気が付くと袋片手に時間が過ぎていた。一部屋だけという中途半端な掃除は性格までも変えてしまったか?せめて展示会が始まるまでは・・出てほしくはないのだけれど・・・。

 美紀  2004.11.16  哲二の近況

 「眼鏡がないぞ〜、どこいったかな?」なんて、わざわざ新宿の安い眼鏡屋さんまで行って買ってきたばかりなのに1週間程で「無くしてしまったらしい」と嘆いていた主人。山梨から電話が来た。。

 「枯れ葉の下になって落ちてたよ。きっと大事にしすぎて胸ポケットに入れておいたのが落ちたのかもなぁ」

 丁度、TVの「めだか」が始まった時刻。目は「ミムラと瑛太の会話の場面」に、耳は主人の「眼鏡」の話に。

 結局「主人の新しい眼鏡」はぺしゃんこになっていたようで、「・・・そういう運命だったんだね。その眼鏡は」という事に。誰かが「物にも運命がある」と書いていたのを思い出してそう答えた、で終わり、と思ったらなんだか色々主人話し始める。。(・・・あぁ、会話の場面が終わっちゃった・・・)ちゃんと聞いてあげられなかったな・・・ごめんね、お父さん。。

 美紀  2004.11.15  きれいになったね!

 と、息子が私の顔を見て言う・・・嬉しい? 部屋を部屋として使う事が出来るということに、ちょっと感激。。

 我が家は大掃除なるものをしたことがない。まだまだきれいだと思っていたから。でも、いつの間にか移り住んで13年経ってしまった。見えないところの13年はやっぱり長い。あっという間に時は過ぎて、というけれど長い長い日々を確かに生きてきたんだなぁ。。

 美紀  2004.11.14

 御近所のK氏夫妻と久しぶりに「軽く、いっぱい」。

 下の子の「僕は、この(10年来物置になってしまっている5畳ほどの部屋)部屋に移るんだ!」の一声で、否応なく片づけ体制に突入・・なんだか「いる、いらない」の判断を即決していかなければならない状況に置かれてしまった。

 展示会の作品も造らなければ・・・。そんな中で昔の思い出に浸っている時間は・・・無い。瞬く間?(昨日から始まって今日も8時間もの格闘・・まだまだ終わらない。。)に我が家は「燃える、燃えない」の分別ゴミの山に占領されてしまった。

 K氏の手作りのギャラリーでの「軽く、いっぱい」はいつも、とても贅沢に思える。床に座り込んで壁に飾られた作品を観ながらK氏夫妻の近況等々聴いていると、人生の不思議さも改めて思い起こされる・・・そんな感じを持ちながら過ごすひとときは、なんだかやっぱり宝物なのかもしれないな・・・。こういう「時間」は片づけられることもなくずっと持ち続ける事もできるから、より大切な「もの」かもしれない、とつくづく思う。

 ・・・沢山の思い出を与えてくれた「いらない」ゴミ様・・・ありがとうございました。

 美紀  2004.11.13  夏の夜の夢

 上の子がシェイクスピア「夏の夜の夢」の演劇の招待券を2枚もらってきたので、二人でいそいそと出掛けていった(送迎は主人)。近くにあるM大学のシェイクスピア・シアター。こぢんまりしてはいるが2階席もありなかなかいい雰囲気の劇場。驚いたのは、入り口。10名ほどの関係者が一斉にこっちを向いて歓迎してくれたのだ。案内の方も丁寧で恐縮しながら席に着く。。どうせなら前の方で、と思ったのが息子は後ろの方がいいとみえて後ろの席に並んで座った。

 生演奏の音楽の響きに合わせて劇が始まる。それぞれが良く響くすばらしい声の持ち主。演出もなかなかのもの。演技も引き込まれるほどに台詞も動きも絶妙なやりとりが自然で凄いと感心してしまうほど。彼らの活き活きとした表情が今も心に残っている。

 それほどのものなのに、何故か観客の少ないのに気が付く。ホントにもったいない。。身内の関係者を入れても200人にはならないかもしれない・・・。妖精界の王オーベロン様・・・あなたはホントに素敵でしたのに。

 美紀  2004.11.11  電車男

 長男が珍しく「この本読みたい!」と叫ぶ。TVで宣伝していたらしい。叫ぶからには、買ってやろうじゃないか・・・と二人で本屋に。「読みたい」という新刊本が近所の本屋にあることは珍しい。・・・あった。まず、立ち読み・・・こ、これは(一瞬目が点になる・・)・・・PCの掲示板をそのまま本にしちゃった・・・本ではないか?「本」ではあるが、買ってまで読むものなのか?

 ・・・買ってきた。。息子が二人とも腹を抱えながら読んでいる。。時折悲鳴も聞こえる。冬ソナ見てないのに「冬ソナより面白いぞ〜」という。・・・面白い。。行間が・・・見える。

 美紀  2004.11.10  哲二の近況

 石工房磊造に多摩教会の方々45名、なんと、2階建てバスを借り切って見学に・・・20名ほどのグループに分かれてもらい作業場と工房の見学と、それとDEGUさん(御近所の建築家)が建てたモデルハウスの見学もしていただけた。

 お天気が良かったようでひとまず安心。・・教会の皆様、そしてDEGUさん御夫妻、色々とありがとうございました

 美紀  2004.11.9  ピップエレキバンも効いてます。

 あんまり寝てばっかりいて「寝たきり中年」になってもあまりに情けない話なので、大きめの石(うちにはたくさ〜んあるのだ)を右手に持ってお辞儀をし振り子運動をしてみた・・・筋が延びたのか・・・首がまわる〜!・・・なんだ、こんな事で良くなってしまっていいのか?この二日間はいったい何だったのか・・・。

 いただいた「純国産線香花火」でささやかに快気祝いをしよう・・・。

 美紀  2004.11.8  情けない・・

 さぁ!仕事するぞ!と何気なく、トイレを拭こうとして身を屈めたら・・「ピリッ」と右、首から背中にきた。

おっと、動かない。昔、首筋を違えたのよりちょっとひどい感じ。なんだか痛いし眠たいし・・寝てても痛いし・・疲れてるって信号かな・・歳を取るってこういうことかもしれない。・・・こんな日もあるっていうこと。。

 美紀  2004.11.7  ・・・

 平常心、平常心・・・。でも・・心の琴線に触れてしまってはかなわない・・。シャンソン・・・っていいなぁ。・・・初めてのシャンソンのコンサートが彼女の歌声であることに心から・・・感謝。

 美紀  2004.11.6  生きることに、より頑張っている知人

 明日は四谷に「シャンソン」を聴きに行く。歌う人も、それを聴く私にとっても「初めて」のコンサートだ。

 タイトル「人生は美しい」・・・万感の思いがこの言葉には詰まっているように感じた。

 美紀  2004.11.5  河口湖便り

 「磊造」さんもきれいになりました。義父のレーサー並みの運転で酔っぱらって一人町田にたどり着くと、息子は鯛の尾頭付きを食しておりました。えっ?一昨日はお刺身?・・・御近所さんはありがたい。

 美紀  2004.11.4  河口湖便り

 恒例になりつつある実家の大掃除・・・今回はぼちぼちと・・・。

 美紀  2004.11.3  河口湖便り

 山梨は・・・3ヶ月振り。今日は義父のお誕生日。85才おめでとう!

 富士山には白雪が・・木立は紅く、黄色く・・高くて蒼い空に、眩しい景色です。

 美紀  2004.11.1  手抜き主婦

 こんな私でも、一応「今夜のおかずは何にしよう・・・」などと考えることがある。何も浮かばない時に限って「今日のご飯何?」と聞かれると「ん〜」としか言いようがない・・・。それでも最近逆に「なに食べたい?なに作ったらいい?」と聞くようになったら本人も考えてくれるので、なんだか気が軽くなっている事に気が付いた。一人で悩む?事はなかったのだ。